第4回 騰落レシオは最高の参謀!
騰落レシオは相場が買われすぎか売られすぎかを見るための指標です。
計算式は{(値上がり銘柄数の合計)÷(値下がり銘柄数の合計)}×100。
一般にはこれの25日移動平均を使います。
結論から言いますと、この値が120%以上なら買われすぎで株価は高値圏、70%以下なら売られすぎで底値圏と判断します。
これをリーマンショック後の動きで検証してみましょう。
株価の急落に見舞われたのは2008年10月、2009年2月、2009年11月の3回です。
騰落レシオはそのとき54.4%(2008/10/10)、72.2%(2009/2/12)、57.6%(2009/11/27)まで低下していました。それぞれの局面で日経平均が底を入れたのは2008/10/27(7162円)、2009/3/10(7054円)、2009/11/27(9081円)。
騰落レシオと日経平均の動きには多少のタイムラグこそありますが、騰落レシオが異常な値まで低下したら日経平均はいずれのケースでも底入れ反転の動きに転じています。
騰落レシオは信頼性の高い指標です。
相場観のある人がこれを参考に売買したら相場のターニングポイントで売り、買いを間違えることはまずないと考えているくらいです。
相場の世界ではみんなと同じことをしていては勝てません。相場格言にあるとおりです。周囲が弱気一色になっているときにみんなと逆の投資行動を取るのは非常な勇気が要ります。
しかし、もし騰落レシオを参考に売買を行っていたらどうなるか考えて見てください。
群集心理でオーバーシュートしている相場の先行きを予測するには、人間心理が入り込む余地のないテクニカル指標を参考にするしか手がないわけですから・・・。
少なくても「高値圏での買い」とか、「安値圏での売却」とかはなくなるはずです。勇気を出して買ったら大きな果実も手に出来るでしょう。
騰落レシオは投資における「最高の参謀」、もしくは投資に当たっての「レーダー」と云えなくもありません。騰落レシオを活用するというのはまさに「投資のコツ」のひとつ。
今回は売られすぎたケースを検証しましたが、買われすぎのケースでも同様です。











