ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2019年3月11日号

 上昇いっぱいの動きか

東京市場は上昇いっぱいの動きになってきたようです。先週、日経平均は5営業日中4営業日下落。週間で577円(2.7%)下落しました。昨年12月安値から13.9%高の21822円の高値まで戻した後、4日連続で下げており、8日は前日比430円安と1月4日の大発会に次ぐ今年2番目の下げとなりました。終値は21025円と、サポートラインの20日移動平均線を割り込んでの引けとなりました。世界的な景気の先行きに対する不透明感が投資家心理を冷やし、幅広い銘柄が売られる全面安の展開でした。

今回の相場の戻りを支えたのはFRBの引き締め路線からの展開と、景気の先行きへの過度な懸念の後退でした。その流れが欧州中央銀行(ECB)の年内の利上げ断念を発表した7日を境に変わった感じです。好材料である利上げ断念で欧米株が一斉に売られたのは、ECBのハト派転換を市場が十分に織り込んでいたからだとみられます。

世界景気の先行きへの過度な悲観の修正は一巡しつつありますので、市場は「やはり悪い」景気の現実に直面せざるを得なくなっています。実体経済の弱さと金融緩和が綱引きする形になっているため、投資家心理は好転しそうにありません。こんな状況では一段高は困難です。当面は慎重なスタンスが必要でしょう。

 当面は様子見で

8日の米国株は下落しました。NYダウは前日比22ドル(0.1%)安の25450ドルと2月14日以来の安値となり、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同13㌽(0.2%)安の7408と2月11日以来の安値で引けています。
2月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比2万人増と前月(31万1000人増)から急減速し、市場予想(約18万人増)も大きく下回ったため、売りが先行。ダウ平均の下げ幅は一時220ドルまで拡大しましたが、取引終了にかけては下げ幅を縮小する展開。統計では失業率は低下し平均時給の伸びも拡大していたため、雇用者数の増加幅の急減が労働市場の悪化を示唆している可能性は低いと受け止められたようです。これを受けたCMEの日経平均先物は20915円と日経平均終値比110円安で引けています。

外国人は2月第4週(25~3月1日)も日本株を1952億円売り越しました。売り越すのは5週連続。米国市場が落ち着きを取り戻したためリスク回避の動きはそろそろ終息かと見ていましたが、そのような動きではありません。積極的に売っている感じではありませんが、上述のように世界景気の先行きを警戒しているのかもしれません。上場企業の4~12月期決算は思いのほか良くないので、ここは様子を見極めるしかありません。
相場の流れが変わってきた可能性がありますので、当面は様子を見極めるだけでいいとみています。
なお次週3月18日号はお休みします。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制