ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2018年10月29日号

 目先の底が近づく

先週の日経平均株価は一段安となり3月29日以来、約7か月ぶりに21000円を割り込む場面がありました。終値は前週末比1348円(6.0%)安の21184円。3月23日の年初来安値(20617円)からは560円超上方にありますが、TOPIXは1598㌽とその時の安値(1664㌽)を4%下回る年初来安値に沈んでいます。テクニカル的には売られすぎ状態となっていますが、アルゴリズム取引から来る機械的な売りに押されている面があるため、下値メドが見えなくなっています。

背景にあるのは世界景気の不透明感。米中貿易戦争や中国の景気減速懸念からリスク回避姿勢が強まっています。年初来高値を付けた10月2日から26日までの約4週間の日経平均の下落幅は3086円(12.7%)。月間の下落幅としてはリーマンショック直後の2008年10月(2682円)を超えています(下落率は23.8%)。リーマン・ブラザーズ破たん直後の9月16日から同一営業日数(17日)で比較すると、リーマンショック時の下落幅は3057円(25.0%)。下落率はその時の半分ですが、ほぼ同じ下落幅。当時は100年に1度の危機再来とも言われ、それが現実化しつつあったので、十分すぎるほど下げたと云えなくもありません。

先週末の日経平均チャートは長い下ヒゲを引いており、26日のNYダウも539ドルまで下げた後、大きく戻しています。日経平均の底値はまだ見えていませんが、チャートやテクニカル指標から見て目先の底は近づいているように思います。

 動くのはもう少し落ち着いてからに

26日の米国株は大幅安。NYダウは前日比296ドル(1.2%)安の24688ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同151㌽(2.1%)安の7167で引けています。前日の取引終了後に発表したアマゾン・ドット・コムとグーグルの7~9月期決算が失望を誘うものだったことから、買い上げられていたハイテク株を中心に売りが広がる展開となりました。ダウ平均は一時539ドル安となる場面もありました。ただVIX指数の上昇が一服すると次第に下げ幅を縮小。同指数は前日より14%高い27.52まで上昇しましたが、終値は24.16と0.25%安で引けています。これを受けたCMEの日経平均先物は21240円と日経平均終値比55円高で引けています。

外国人は10月第3週(15~19日)に現物と先物を合わせて日本株を1兆1153億円売り越しました。売越額は前週の1兆8179億円から大きく減少していますが、それでもかなりの額です。先物安から裁定解消売りも急増増しています。10月19日時点の裁定買い残は前週比4592億円減の1兆35124億円となっています。株数ベースでは1.83億株減の6.32億株。24日現在の買い残が5.90億株ですから、今年最低だった3月23日(6.70億株)を下回る水準まで減少しています。先週後半も解消売りが相当出ていたとみられるので、解消売りも極限近くまで来たのではないかとみています。

先週末から決算発表が始まりました。好決算発表銘柄は狙い目となりますが、市場が動揺していますので、動くのはもう少し落ち着いてからでいいとみています。全般的に売られすぎ状態となっていますので、下値リスクが乏しくなった銘柄には要注目です。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制