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投資戦略レポート

2018年10月1日号

 悲観の中で生まれ悲観の中で育つ動きに

東京市場は9月中旬から動きがガラッと変わって来ましたが、そのような動きになりそうだということは9月初旬以降、「マーケット解説」何度も触れてきました。日経平均株価は先週、今年1月23日の取引時間中の高値(14129円)を超え、1991年11月以来、約27年ぶりの高値(24286円)を付ける場面もありました。先週末の終値は前週末比251円(1.1%)の24120円。1月23日に付けた年初来高値まであと4円というところまできています。直近安値を付けた9月7日からは1800円強(約8%強)の上昇となっています。

突如上昇したこの相場に首をかしげる向きは多いと思います。常識的に考えたらと株高になるような環境ではありません。でも「マーケット解説」では短期筋が日本株を売り崩そうと売っても売っても下げなくなったので、もう上がるしかないところまで来ていると解説していました。5カ月も22000円台のレンジ相場が続いていたので、23000円を上限とした様々な取引が行われていたことがこうした突然の株高を演出したとみています。

外国人は年初から9月第1週まで現物・先物合計で日本株を8兆5000億円売り越していました。しかし第2週に買い越しに転じると、3週目は買越額が1兆4703億円と約4年ぶりの大きさに膨らんでいます。売り方の買い戻しだけではなく、長期スタンスの投資家も割安感から日本株を買い始めたからではないかとみられます。相場は「悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ」と言われますが、そのような動きになったのではないかとみています。

 好業績で底値圏にある銘柄が狙い目

28日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比18ドル(0.1%)高の26458ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同4㌽(0.1%)高の8046で引けています。インテルやボーイングなど個別に材料が出た銘柄が買われ、指数を押し上げました。ただ貿易摩擦の長期化やイタリア財政を巡る不透明感が懸念され、上値の重さも目立ちました。9月末を期限としてカナダと進めている貿易協定で合意の見通しが立っていないことも重しとなったようです。これを受けたCMEの日経平均先物は24180円と日経平均終値比59円高で引けています。

外国人は9月第3週(18~21日)に3週ぶりに日本株を買い越しました。買越額は2770億円。売越額が5279億円、2819億円と続いた後の大幅買い越しであり、流れが変わった可能性が出てきました。貿易摩擦への懸念は消えてはいませんが、株価が戻り歩調に転じたことで売り方の買い戻しや長期投資家の買いが入ってきたようです。売り方の買い戻しもまだ道半ばだとみています。

突然の相場上昇に市場はまだ半信半疑ですが、企業業績はしっかりしており、為替は円安に振れつつあります。ファンダメンタルズは良好。そろそろ動いてもいい頃だとみています。ただ買い戻し主導で上げている銘柄は物対象からは外すべきでしょう。そのうち循環物色の動きになるとみられるので、狙い目になるのは好業績で底値圏にある銘柄だとみています。
なお次週10月9日号はお休みします。

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