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投資戦略レポート

2017年7月3日号

 相場は方向感のない動きに

 先週、日経平均株価は約2週間ぶりに2万円の大台を割り込む場面がありましたが、終値は20033円と2万円台を回復して引けました。ただ前日比では186円安。週間では99円(0.49%)の下落となっています。6月の日経平均の月間値幅(終値ベース)は398円と2011年7月以来、5年11か月ぶりの小ささとなっています。6月に入って年初来高値を更新しているのに高揚感はなく、商いは盛り上がらず、月間を通してみれば膠着感の高い動きとなっています。日経平均の騰落日数を見ても値上がり11日に対し値下がりが11日。これから見ても相場には方向感がなくなっています。
 こんな相場を演出している一因は日銀のETF買いでしょう。異次元緩和の一環として2016年7月からETFの買い入れ金額を年6兆円に拡大して以降、下がった局面ではETF買いが入るので株価が下がり切らず、押し目買いが入れにくくなっています。結果として相場にうねりがなくなり、売買の機会を奪う形になっています。30日、大引けにかけて日経平均が下げ幅を縮小したのはETF買いが728億円入ったからではないかとみています。
 景気や金利の動向が読みづらくなってきたこともこうした相場の一因となっています。米国の景気減速懸念に加え、欧州では金融緩和縮小がにわかに意識されてきました。超低金利を背景に長期にわたって形成された今の相場が金利上昇に耐えられるか読めなくなり、買いを手控える要因となっています。相場が分岐点にさしかかっている可能性もありますので、当面は慎重なスタンスが必要でしょう。

  当面は流れを見極めるときか


 30日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは前日比62ドル(0.3%)高の21349ドルとなり、ハイテク株比率が高いナスダック指数は同3㌽(0.1%)安の6140で引けています。前日に167ドル安と大幅安した反動で押し目買いが入りやすかったうえ、原油高を受けエネルギー関連株が幅広く上昇しました。
スポーツ用品大手のナイキが大幅高し1銘柄でダウ平均を約40ドル押し上げたのも寄与しました。ただナスダック指数は約1か月ぶりの安値となっています。これを受けたCMEの日経平均先物は20085円と日経平均終値比51円高で引けています。
 外国人は6月第3週(19~23日)も日本株を売り越しました。売り越すのは3週連続ですが、売越額は92億円と小幅にとどまっています。9週連続で買い越した後の売り越しですが、売り越し基調に転じたとはみていません。銘柄入れ替えの結果ではないかとみています。
 相場には方向感がなく買い手がかり材料も乏しくなっているため、当面は積極的に動く必要はないとみています。よく分からない相場上昇でしたので、この水準からの動きは読みづらくなっています。休むも相場といいます。当面は流れを見極めるだけでいいのではとみています。

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