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投資戦略レポート

2017年11月13日号

 高値波乱の動きに

東京市場は高値波乱の動きとなってきました。先週、日経平均株価は1996年6月に付けたバブル崩壊後の高値(22666円)を21年ぶりに上回った後、9日には取引時間中に23382円まで上昇。ザラバで23000円台を上回るのは1992年1月以来、約26年ぶりで、1989年12月に付けた史上最高値(38915円)からバブル崩壊後の最安値(2009年7月の7054円)までの下げ幅の「半値戻し」となる22985円を上回る場面がありました。調整局面の終わりを示唆する水準として意識されており、終値でもそれを維持できたら新たな強材料となったはずですが、意外にも相場はそこから急落。高値から860円安の22522円まで急落した後、下げ幅を縮小する乱高下の展開となりました。10日終値は前日比187円安の22681円で週間では142円(0.63%)の上昇となっています。
好調な企業業績を背景に市場では先行きを強気に見る投資家が多いものの、2カ月に亘って一本調子で上げてきただけに、調整局面入りする恐れが出てきたように思います。9月11日以降の上昇幅は3663円(19%)、ザラ場ベースでは4143円(21.5%)にもなります。当面は動きを見極めた方がいいように思います。

 今は動きを見極める局面がだ、当面は決算プレーで

10日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは小幅に続落し、前日比39ドル(0.2%)安の3422ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数は小反発し、同0.89㌽(0.0%)高の6750で取引を終えています。上下院で税制改革の審議が難航するとの警戒感が響きました。ただ終盤を迎えた主要企業の決算発表は総じて良好で、下落幅は限定的でした。NYダウが週間で下落するのは9週ぶりのことです。これを受けたCMEの日経平均先物は22460円と日経平均終値比221円安で引けています。
外国人は11月第1週(10/30~11/2)も日本株を買い越しました。買い越すのは6週連続ですが、買越額は528億円とそれまでより大きく減少しています(前週は6703億円、前々週は4452億円)。それまでの5週間で2兆4340億円超買い越していましたので、日本株を持たざるリスクからの買いは峠を越した可能性があります。ただ好調な企業業績から売り越しに転じるとはみていません。
日経平均は26年ぶりの高値に進んできた後、高値波乱の動きとなっています。記録的な上昇が続いた後だけに調整局面入りする可能性もありますが、決算発表が予想以上に好調なことから、調整があったとしても大きなものにはならないとみています。今回の上昇相場に乗れなかった内外の投資家は多く、個人の待機資金も潤沢です。下げた局面ではそうした買いや日銀のETF買いも期待されます。
いまは相場の動きを見極めるときだと思いますが、14日までは決算発表が続きますので、決算プレーでいいとみています。

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