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投資戦略レポート

2017年10月10日号

先行きは読みにくくなる

先週、日経平均株価は5日続伸し連日で年初来高値を更新しました。終値は20690円と2015年8月以来、2年2ヵ月ぶりの水準まで上昇しています。総選挙モード入りし市場の雰囲気はガラッと変わって来ましたが、上値は重く強弱感が対立した形になっています。9月8日の直近安値から1416円(7.3%)も上昇した後だけに当然の動きですが、急伸の主因が売り方の買い戻しだっただけに、買い戻しが一巡した結果とも考えられます。
空売り比率が40%を超える異常な状態(ピークは9/5の45.2%)が続いていたので、色々なところで売りがたまっていたのでしょう。その買い戻しで先物が高くなり裁定買いから指数が上昇する動きになっていました。株価指数先物(期近物)の裁定買い残は9月15日で終わる週に3278億円、22日で終わる週に3577億円、28日で終わる週に4135億円増加、合計1兆990億円増となっています。高値に進んだことで市場心理が好転、物色意欲は旺盛になっていますが、物色面には方向性はみられません。買い戻し主導で上げてきたためです。意外な強さともいえますが、ここからの展開は読みにくくなったように思います。

 2大イベントを前に動きづらい状況に

6日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは8日ぶりに小反落し前日比1ドル安の22773ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数は9日続伸し、同4㌽(0.1%)高の6590と6日連続で過去最高値で引けています。朝方発表された雇用統計(9月)で非農業部門の雇用者数が前月比3万3000人減と市場予想(8万人程度の増加)に反して減少したものの、南部を襲ったハリケーンによる一時的な影響と受け取られたようです。半面、失業率は4.2%に低下し平均時給が前年同月比2.9%上昇と市場予想(2.6%上昇)を上回ったため、12月の利上げ観測がさらに強まり、相場の重荷となったようです。NYダウが4日連続で最高値を更新していたため利益確定売りも出やすかったようです。これを受けたCMEの日経平均先物は20650円と日経平均終値比40円安で引けています。
外国人は9月第4週(25~29日)に日本株を10週ぶりに買い越しました。買越額は2017億円とそこそこのの規模です。過去9週間で1兆6250億円売り越しており、第3週の売越額が611億円とその前の週(4172億円)から大きく減少していたことを考えると、日本株売りは一巡した可能性が出てきました。それまでは北朝鮮リスクから有事に備えた売りが続いていました。
日経平均は年初来高値まで進んできましたが、ここからの見通しは読みにくくなっています。急ピッチな上昇への警戒感に加え、衆院選が控えているからです。今月下旬から7~9月期決算発表も始まります。2大イベントを前に暫くは動きづらい展開となりそうです。相場や物色面に方向性が出てくるまでは様子見でいいのではとみています。

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