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投資戦略レポート

2016年8月29日号

 歪みが増し難しい局面に

東京市場は方向感の定まらない動きになっています。先週、日経平均株価は5営業日中、3営業日下落、終値は16360円と前週末比185円(1.1%)安で引けました。26日が前日比195円安となったため1%以上の下落となっていますが、25日終値は16555円で、前週末比ではわずか10円高と凪のような相場付きでした。
26日の195円安もよく分からない下げでした。米ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演を控えていたとはいえ、為替相場から見ても1%以上も下げるような雰囲気ではありませんでした。それが下げたのは日銀のETF買いへの失望があったからかもしれません。日銀は7月29日の金融政策決定会合でETF購入額を年3.3兆円から6兆円に増額すると発表、その後、2回、ETFを707億円ずつ買いました。25日も3回目として707億円買ったのですが、同日の日経平均株価は前日比41円安と安く引けていました。
日銀のETF買いが分かったのは同日引け後です。707億円の大量買いを入れたものの、下げたということが事前に買っていた向きを含め、失望売りを誘ったのではないかとみています。PKO的相場になっている面もあるため、何を基準に売買したらいいのか分からなくなっていますと指摘してきましたが、日銀のETF買いをきっかけに投資家の悩みは深まっています。株価の歪みが増しているこの環境下でどう対処するか。難しい局面に来ているように思います。

 物色の方向性が見えてくるまでは様子見も一法

19日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは3日続落し前日比53ドル(0.3%)安の18395ドルとなり、ハイテク株比率が高いナスダック指数は3日ぶりに反発し、同6㌽(0.1%)高の5218で引けています。 イエレンFRB議長がジャクソンホールで追加利上げの具体的な時期の言及は避けたものの、金融政策の引き締めを支持する「タカ派」の姿勢をにじませたことで、市場は「緩やかな利上げ政策は米経済の力強さを背景にしている」と受け止め、ダウ平均は一時上げ幅を123㌦まで拡大する場面がありました。しかし、フィッシャーFRB副議長が年内に2回の利上げの可能性に言及したことを受け、市場の想定より速いペースで政策金利を引き上げるシナリオも浮上。低金利が相場の追い風になっていたこともあり、一転して売り優勢となり、一時下げ幅を113ドルまで広げる場面がありました。ただ来週末には9月の利上げを占ううえで重要な雇用統計(8月)の発表が控えていることもあり、売り一巡後は下げ幅を縮小する動きとなりました。これを受けたCMEの日経平均先物は26日の日経平均終値比219円高の16580円で引けています。
外国人は8月第3週(15~19日)に2週ぶりに日本株を売り越しました。売越額は1667億円。このところ8週連続で売り越しと買い越しを繰り返しています。日本株に対する運用スタンスが定まっていないからだと思われます。上場企業の業績見通しがはっきりしてくるまでは、こうした動きが続く可能性があります。
決算発表が一巡したことで買い手掛かり材料は乏しくなっています。相場には方向性も見られません。物色の方向性が見えてくるまでは様子見も一法とみています。ただこうした局面で狙うとしたら好決算ながら売られた銘柄ではないかとみています。

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