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投資戦略レポート

2016年5月9日号

 急落するも投資心理の悪化は見られず

 日銀が金融政策の現状維持を発表した4月28日の前場を境に東京市場は大荒れの展開となっています。大型連休の谷間となった先週は2営業日とも下落。日経平均株価は28日からの3日間で1184円(6.8%)も下落し約3週間ぶりの安値の16106円で引けました。4月28日の下落幅は624円と今年4番目の大きさでしたが、前場までは堅調な動きになっていましたので、当日高値からは906円も下落する凄い下げで、日中値幅は今年最大となるものでした。指数を見たら相場が激変したようにも見えますが、長期スタンスの投資家や個人投資家の投資心理はそう悪化しているようには見えません。
 嵐のような下げになったのは追加緩和を期待してポジションを膨らましていた一部の短期筋がポジション整理を迫られたのが主因。追加緩和期待はあったものの、それは海外中心の見方で、国内では現状維持継続との見方も相当あったように思います。そういった向きは冷静に相場をみる余裕があったということでしょう。大型連休中に色々なことが起こったので、様子見に徹していた向きも多かったのではないかと思います。
 6日まで日経平均は6日続落しこの間8.3%下落していますが、マザーズ指数や日経JASDAQ平均は3勝3敗と健闘しており、東証2部総合指数も2勝4敗で、下落率は2.6%にすぎません。発表される決算が良くないため決算を受けて売られる銘柄が目に付きますが、市場の雰囲気が悪化した感じはありません。

 当面は決算プレーに徹するとき

 6日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比79ドル(0.5%)高の17740ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同19㌽(0.4%)高の4736で引けています。4月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比16万人増と市場予想(約20万人増)を大幅に下回ったうえ、過去発表分も下方修正されたため、景気の先行き懸念から売りが先行したものの、売り一巡後は値ごろ感からの買いが優勢となりました。2週続けて下げていたため、短期的な割安感が意識されたほか、週末を前に売り持ち高整理の買い戻しなどが入ったようです。これを受けたCMEの日経平均先物は日経平均終値比8円高の16115円で引けています。
 外国人は4月第3週(18~22日)も日本株を5320億円買い越しました。年初から13週連続猛烈な売り越しが続き、累計5兆円超も売り越す記録的な売り越しになっていたのに、4月に入って第1週が326億円、第2週が3848億円の買い越しとなり、それに続く大幅な買い越しとなっています。4月18日号と25日号で「売り越しが急速に減少した後、買い越しに転じていますので、売りは一巡したとみられます。日本株を外すとの意思決定を下してから3カ月以上経過しましたので、時期的にもそうなっておかしくないところまで来ていました」と指摘したとおりの動きになっています。買い越しが継続するかははっきりしませんが、外国人売りで急落する局面はなくなったとみています。
 世界の株式市場は過度な悲観の後退でそれなりに上昇していますが、日本株は円高もあってひとり負けの状態になっていました。それが修正されようとしていましたが、また急落し安値圏に逆戻りしています。ただ決算発表が本格化し個別株相場となっていますので、今は全体相場を考える時ではありません。決算プレーの動きとなっていますので、狙い目となるのは好決算銘柄です。円高で業績懸念から売り込まれた銘柄も多かったとみられるので、予想ほど悪くないものも買われる展開になるとみています。

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