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投資戦略レポート

2016年1月25日号

 最悪期を脱した感も

 年初から波乱の動きになっていましたが、先週はそれが極限まで高まった週ではなかったかと思います。日経平均の週間の変動幅はマイナス189円(1.1%)でしたが、20日は前日比632円(3.7%)安、21日は同398円(2.4%)安となり、22日は一転、同941円(5.9%)高で引ける激しい動きとなりました。21日はザラ場で310円超上昇した後、急落する動きで日中値幅は710円超にも達していました。
 22日の急伸はECB(欧州中央銀行)などによる追加金融緩和への期待や原油先物相場が下げ止まって欧米株が上昇したことを受けたもの。為替相場が1ドル=118円と円安に振れたこともあって昨年9月9日(1343円高)以来の大幅高となりました。年初からの下落局面で売りが蓄積していたファンド勢が買い戻しを急いだことが上げを加速しました。
 ECBのドラギ総裁が追加緩和を示唆し、日銀も28~29日の政策決定会合で緩和に動くとの観測が浮したことでリスク回避姿勢が和らぎました。26~27日のFOMCの声明文で世界経済や市場に対する懸念が示されれば、米利上げの先送り観測が強まり、市場にはプラスとなります。売りで取ろうとしていた向きには売り込みにくい雰囲気となっています。中国不安や原油先安不安はなお根強いものの、最悪期は脱したのではないかとみています。

 決算発表が始まるためここからは動くときです

 22日の米国株は大幅に続伸しました。NYダウは前日比210ドル(1.3%)高の16093ドルと16000ドルの大台を回復、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同119㌽(2.7%)高の4591で引けています。日経平均の急騰や欧州株が上昇した流れを受け、朝方から買いが先行しました。新規の買い材料には乏しいものの、これまでの下げが大きかったため、押し目買いや売り方の買い戻しが相場を押し上げました。
 ECBのドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆したことも安心感を与え、原油先物相場が値幅を伴って続伸したことも心理改善につながりました。NYダウ、ナスダック指数とも長い下ヒゲの陽線チャート(週足)になっています。昨年8月の安値を割り込まずに反発しているので、目先の底を付けた可能性も出てきました。これを受けたCMEの日経平均先物は大阪取引所終値比390円高の17260円と17000円台を回復して引けています。今週はこれにサヤ寄せするいい形の始まりとなりそうです。
 外国人は1月第2週(12~15日)も日本株を2109億円(第1週は4471億円)売り越しました。株価指数先物(日経平均+TOPIX)では5136億円(同5517億円)の売り越し。これが裁定解消売りを呼び、第2週の裁定解消売りは2374億円(同7480億円)に達していました。合計で9619億円。第1週は1兆7469億円の売り越しでした。これらが年初からの急落を演出していたわけです。
 裁定買い残は1月15日現在で2.31兆円(16.15億株)まで減少しています。アベノミクス相場が始まってからの最少は昨年9月25日の2兆568億円(14.72億株)です。先週も外国人売りが大量に出ていましたので、解消売りもかなり出たとみられます。となれば最低値まで低下している可能性は十分あり、ここからの下値は限られてきます。
 いまの株安連鎖を断ち切るのは米国株しかないとみていましたが、日本株の急反転が契機となり連鎖が断ち切られた可能性が出てきました。これまで「下げ止まりが確認できるまでは様子見」としてきましたが、今週からは決算発表が始まります。発表が本格化したら全般相場がうんぬんではなく個別株物色の展開となります。東京市場は最悪期を脱し目先の底を入れた可能性も出てきましたので、今週からは動くときでしょう。予想を上回る決算を発表した銘柄が狙い目となります。

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