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投資戦略レポート

2015年3月23日号

 実感の乏しい新値更新が続く

 堅調な相場です。先週、日経平均株価は5営業日中、3営業日上昇、終値は19560円と週間で360円(1.59%)上昇して引けました。約15年ぶりの高値で、売買代金は活況の目安となる2兆円をずっと上回っています。2000年4月以来の高値に進んだことで東京市場は新たなステージに入ったと云えます。
 ただ釈然としない面もあります。指数が15年来の高値に進んでいるのに相場には力強さ感じられません。売買代金は2兆円を超えているものの、活況相場とはなっていません。先物主導の上昇となっているため、上昇している銘柄とそうでない銘柄と差が開いているように思えてなりません。
 そのことは信用取引の評価損益率からもうかがえます。3月13日時点の信用評価損益率は▲8.24%と前週(▲8.27%)とほとんどか変わりません。同日は日経平均が前日比263円高し、15年ぶりの高値になった日です。その時ですら損益率は好転していません。 昨年12月末の評価損益率は▲7.64%でしたので、個人投資家にとってはほとんど儲からない相場になっていることになります。
 実感の伴わない新値更新ですが、昨年10月安値から5028円(34.6%)も上昇しているので、テクニカル的には過熱感も出ています。騰落レシオは過熱感の目安とされる120%を上回る水準にあり、25日移動平均線からの乖離率も5%に近づきつつあります。外国人買いで上げ、下がったことろは年金マネーや日銀買いが入るため、押し目待ちに押し目なしの状態となっていますが、それなりの注意は必要ではないかとみています。

 日経平均が2万円に乗せたら国民の株式への意識に変化も


 20日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比168ドル(0.94%)高の18127ドルとほぼ2週ぶりの高値を回復、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同34㌽(0.68%)高の5026となっています。ナスダック指数はITバブル時の高値(5048.62)を付けた2000年3月10日以来、ほぼ15年ぶりの水準まで上昇しています。新規の買い材料には乏しかったものの、緩和的な金融政策への期待がリスクオン姿勢を強めたようです。欧州株高で投資家心理が改善したうえ、原油先物相場が大幅反発したことも買い安心感につながったようです。これを受けたCME日経平均先物は19575円と大阪取引所終値比75円高で引けています。
 外国人は2月第2週から5週連続で日本株を買い越しています。累計買越額は9500億円超で、買越額は158億円、1538億円、2682億円、2100億円、3062億円とここへ来て膨らんでいます。上昇相場に乗り遅れまいとして先物買いを先行させた後、現物買いに転じてきたことがうかがえます。このような買い越しが今後も継続するかは分かりませんが、日本株に再び目を向けてきたことはプラスです。年金資金が主力とみられる信託銀行は3月第1週、第2週(9~13日)と連続して売り越し(売越額は各33億円、354億円)ていますが、需給は良好です。
 日経平均が15年ぶりの高値に進んできたため、市場の雰囲気は今後、徐々に良くなってくるとみられます。2万円の大台に乗せたら株にあまり関心のなかった向きの意識も変わってくるのではと期待しています。ただ騰落レシオが買われすぎ水準まで上昇していることには留意する必要があります。指数が直近安値から35%も上昇しているので、高値まで買われている銘柄や高値圏にある銘柄は投資対象からは外すべきでしょう。狙い目となるの下値リスクの乏しい銘柄や出遅れ銘柄などとみています。

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