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投資戦略レポート

2015年3月17日号

 2月4日安値を守れるかがポイント

 あっという間に戻してきたと思ったら、あっという間に下落しました。日経平均株価は先週、5営業日中、4営業日下落、終値は14327円と前週末比947円(6.20%))安で引けました。14日は前日比488円(3.30%)安となり、下げ幅が500円超に拡大する場面もありました。1部市場の98%にあたる1749銘柄が下落。今年最大の下げとなった2月4日(1764銘柄)に次いで1985年以降で2番目の多さを記録しました。クリミア情勢の緊迫化と円高、中国懸念と悪材料が重なり、市場心理が冷え込んだのが原因。
 出来高が細っている中で、相場が大きく上げたり下げたりを繰り返しており、方向感が掴めません。前日の米国株が下落していたとはいえ、14日は日経平均が3.3%も下落するような地合いではなかったはずです。世界的にも突出した下げになっています。
 背景には円相場との連鎖や、海外投資家に支配されているマーケットになっているということがあります。ウクライナ情勢や中国懸念など市場でリスク回避のムードが高まると、相対的に安全な通貨とされる円が選好され、円高につながりやすくなっていいます。これが株安を増幅する構図になっています。
 売買高の6~7割を海外投資家が占める市場構造になっていることも振れ幅を大きくしています。最近は長期投資家よりも短期的な値幅を狙う短期筋のヘッジファンドなどの動きが目立っており、指数に左右される動きとなっています。売買代金が減少しているなかで相場が大きく上昇する不思議な動きが見られるのは、これの影響です。
 とはいえ企業業績は好調で、東証1部のPERは14倍台。過去3年間の平均は16倍弱でしたので、割安感も目立っています。外部環境が落ち着きを取り戻せば反発に入ってもおかしくありません。空売り比率が30%超の状態でも日経平均は2月4日の安値(14008円)は割り込まず、下値を少しずつ切り上げる動きを見せていました。それが先週の急落で怪しくなっています。今週は日経平均で14008円を守れるか否かがポイントとなります。割り込まずに反転したら2番底を付けた可能性が強まってきます。
 
 当面は様子見も一法

 14日の米国株は続落。NYダウは5日続落し、前日比43ドル(0.27%)安の16065ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同15ポイント(0.35%)安の4245で取引を終えています。NYダウは2月19日以来、ほぼ1カ月ぶりの安値で、週間の下落幅は387ドル(2.35%)に達しています。ウクライナ情勢に対する警戒感が根強く、地政学リスクを警戒した売りに押されました。同日のCMEの日経平均先物は大証終値比60円安の14160円。安くはなっていますが、底値に近づいているのではとも見られるような動きになっています。
 外国人売りは収束しつつあります。外国人は2月第1週に日本株を5週間ぶりに買い越したあと再び売り越しましたが、第3週は458億円、第4週は157億円と買い越しており、3月第1週も3637億円と買い越しが続いています。売りたい向きはあらかた売ったとみられます。市場が落ち着きを取り戻すにつれ、買い姿勢を強めてくる可能性は十分あります。
 東京市場は不安心理が残り、動きも不安定なままです。決算発表の一巡で買い手がかり材料も見当たりません。決算発表期間中、相場が荒れていましたので、好決算が評価されなかった銘柄も多かったように思います。本来ならそういう銘柄が狙い目となりますが、当面は市場が落ち着くまで様子を見るのも一法ではないかと見ています。
次週3月24日号はお休みさせていただきます。

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