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投資戦略レポート

2015年3月10日号

 日経平均は戻りを試す展開に

 東京市場は方向感のない動きになっていましたが、あっという間に戻してきました。日経平均株価は先週、5営業日中、4営業日上昇、終値は15274円と前週末比433円(2.91%)高で引けました。戻り高値を更新、2月4日に付けた安値から1266円(9.03%)戻した水準にあります。3日には下値指示線を下回り、先行きへの懸念が広がる場面もありましたが、サポートラインをすかさず回復したことで、その懸念は後退したように思います。
 ウクライナ情勢への過度の警戒感が後退したのが主因ですが、積極的に上値を追えるような状況でもありません。今回の上昇は売り方の買い戻しが主導したようです。東証1部の売買代金は活況の目安となる2兆円を下回る日が多く、出来高は伴っていません。NT倍率は12.34倍まで上昇しており、先物主導で実態以上に上昇した感の強い上げ方になっています。先高感の後退で売りポジシュンが膨らんでいましたので、当然といえば当然かもしれません。
 今週以降、NT倍率が話題に上りそうですが、異常に高いわけではありません。注目すべきは3月5日に空売り比率が28.7%と30%を切ってきたことではないかと見ています。売買代金に対する空売り比率は1月22日から3月4日まで29営業日連続で30%を超えていました(6日に30.1%と30%超に戻ったものの、7日には29.6%と再び下落しています)。2月14日にはそれが34.9%まで高まる場面もありました。統計を取り始めて以来の最高ですが、それまでの記録は2012年7月の4日連続でした。
 東証の売買代金の30%以上が空売りで占められるということ自体、異常ですが、こうした状態が1ヶ月以上も続いていたのです。先行きは安いとの見方が背景にあったからですが、実はこうした異常な状態でも日経平均は2月4日の安値(14008円)は割り込まず、下値を少しずつ切り上げる動きを見せています。これまで日経平均は底を入れた可能性があると指摘してきましたが、その可能性が強まり戻りを試す展開になったように思います。
 
 好決算が評価されなかった銘柄などが狙い目

7日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは続伸し、前日比30ドル(0.19%)高の16452ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同15ポイント(0.37%)安の4336で引けています。2月の雇用統計で非農業部門の雇用増加数が前月比17万5000人と市場予想の15万人程度を上回り、過去2カ月分も上方修正したため、寒波の影響にもかかわらず雇用情勢が回復しているとの見方が広がりました。雇用統計が予想以上だったのに上値が重かったのは、ウクライナ情勢の不透明感がなお強く、週末中の事態急変に備えて持ち高を減らす売りが出たからではないかと云われています。ナスダック指数は時価総額の大きいフェイスブックや、グーグルの下落が響きましたが、日本株に影響するような下げではありません。
 強烈な外国人売りでしたが、その売りはここへ来て収束しつつあります。外国人は2月第1週に日本株を5週間ぶりに買い越したあと再び売り越しましたが、第3週は458億円、第4週は157億円と小幅ながら買い越しが続いています。売りたい向きはあらかた売ったからでしょう。積極的な買いには至っていませんが、市場が落ち着きを取り戻すにつれ、買い姿勢を強めてくる可能性は十分あります。
 東京市場は不安心理が残ったままですが、底入れした可能性が強まっていますので、そろそろ出動を考えるときでしょう。決算発表期間中、相場が荒れていましたので、今回は好決算が評価されなかった銘柄が相当あったように思います。狙い目となるのはそういう銘柄となります。

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