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投資戦略レポート

2015年2月16日号

 三角保ち合いを上抜ける

 高値もみ合いの動きが続き、方向感のない感じでしたが、東京市場は一段高に進んできました。日経平均株価は先週末、前日比66円安の17913円で引けましたが、12日には前日比327円高の17979円まで上昇、昨年来高値を更新しました。円相場が約1カ月ぶりに1ドル=120円台に下落したことで、輸出関連株を中心に全面高となったからです。これは2007年7月24日(18002円)以来、7年7カ月の水準で、心理的フシ目の18000円台を回復する場面もありました。決算発表期間中の新値更新で、全般相場が底上げしての新値更新という感じではありませんでしたが、相場の実態は確実に良くなっているように思います。
 よく分からない新値更新ですが、背景には原油価格の反転があるようです。原油価格が下げ止まったことで下落していた鉱業・資源株や石油関連株が反転、銀行・金融関連株も上昇したことが指数を押し上げる格好になっています。原油価格の反転は米国の利上げ観測の浮上につながり、日本では金利低下の一服、金利反転期待となって銀行などの利ザヤ拡大へとつながってきます。この結果、大きく下げた銘柄が上昇する「リターン・リバーサル」現象が突如起き、実感なき新値更新となっています。
 ただ今回の上昇で日経平均は昨年12月から続いていた三角保ち合いを抜けたことになります。ギリシャ問題やウクライナ問題など外部環境に不透明さが残りますが、チャート的にはいい動きになったように思います。

 好決算でも評価されなかった銘柄などに注目


 13日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比46ドル(0.26%)高の18019ドルと心理的フシ目の18000ドルを回復、ハイテク株比率の高いナスダック指数も4日続伸し、同36㌽(0.75%)高の4893と、2000年3月27日以来ほぼ14年11カ月ぶりの高値となっています。ユーロ 圏の経済指標の改善を受け、世界景気の減速が米景気を押し下げるとの警戒がやや和らぎました。多くの機関投資家が運用の指標とするS&P500種株価指数は同8㌽(0.41%)高の2096と過去最高値に進んでいます。これを受け、CME日経平均先物は大阪取引所終値比100円高の18060円で引けています。
 原油安とギリシャ問題の再燃から外国人はリスク回避姿勢を強めていましたが、大幅な日本株売りは1月上旬で一巡したように思います。投資主体別売買動向によると、外国人は1月第3週(19~23日)に日本株を4週ぶりに買い越しました。買越額は682億円。1月第2週までの2週間で8800億円売り越していましたから、大きな変化です。ただ1月第4週は761億円、2月第1週2364億円売り越しており、売り越し基調が終わったわけではありません。これが日経平均の上値を重くしていますが、大幅な売りが一巡しつつあることは前向きに評価していいと思います。
 決算発表の一巡で買い手掛かり材料はなくなりましたが、市場の雰囲気は1月よりかなり良くなっています。日経平均が2007年7月以来の高値に進んできたことで、1月14日の16795円で底入れした可能性は相当高くなっています。今回は好決算でも評価されなかった銘柄が多かったように思いますので、狙い目となるのは好決算でも評価されなかった銘柄ではないかと思います。相場が高値圏にありますので、株価が高値圏にある銘柄は投資対象からは除外した方がいいでしょう。

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