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投資戦略レポート

2015年11月9日号

 業績の先行きには不透明感が・・・

 東京市場は順調に戻し戻り高値を更新してきました。6日の日経平均株価は前日比149円高の19265円となり、8月21日以来2カ月半ぶりの高値で引けています。週間の上昇幅は182円(0.95%)で、9月29日に付けた安値からは2335円(13.8%)上昇した水準にあります。以前の悲観心理は大きく後退、夏場の世界株安の傷は癒えつつあります。
 潮目が変は10月2日の米雇用統計。これにより「早期の利上げは困難」との見方が浮上、売り方が買い戻しを急いだため、流れが変わりました。中国経済に対する過度な悲観が修正されたことも心理改善につながっています。
 先週は日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の「郵政」効果に沸いた感もありましたが、活況の裏で他の主力株は盛り上がりに欠ける動きになっていました。発表される決算が予想を下回るものが多く、相場上昇の持続に確信が持てなくなっているからです。6日発表分までの集計では、4~6月期の貯金で4~9月期は11%経常増益を維持(対象は3月決算会社で、金融、電力、新興銘柄を除く)していますが、7~9月期を取り出すと前年同期並みにとどまっています。中国など新興国の景気減速懸念は残ったままで、業績の先行きには不透明感が増しています。決算を受けた売買や買い戻し主導の上昇が一服した後は方向感のない相場になる可能性もありそうです。

 好決算銘柄が狙い目も、株価位置には注意が必要

 6日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比46ドル(0.3%)高の17910ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同19㌽(0.4%)高の5147で引けています。10月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比27万1000人増と市場予想(18万人程度の増加)を大幅に上回ったため、将来的には企業収益の拡大が見込めるとの見方が相場を支えました。ただNYダウは下げに転じる場面も目立ち、利上げが企業業績に悪影響を及ぼすのではとの懸念は残ったままとなっています。市場が景気拡大に着目し、利上げを悪材料とみる姿勢が和らいでくるか注目されます。同日のCME日経平均先物は雇用統計を好感し大阪取引所終値比240円高の19500円で引けています。今週はこれにサヤ寄せする始まりとなりそうです。
 外国人はここへ来て日本株を売り越したり買い越したりしています。10月第4週(26~30日)は912億円の買い越しで2週連続の買い越しとなっています。外国人は9月第5週までの8週間で4兆円超も売り越し日本株急落の主因となっていましたが、売りは完全に一巡したようです。今後、買い越しに転じるとは言えないまでも、売りすぎた向きの買い戻しは十分期待されます。
 日経平均は9月29日の安値から13%強上昇した水準にあります。ここまで上昇すると一段高を期待するよりは調整の方が気になります。外部環境は不透明なままですが、決算発表が佳境を迎えていますので、今は積極的に動くときでしょう。狙い目となるのは好決算銘柄ですが、買い戻しで先行して上昇している銘柄も多いので、株価位置には注意が必要です。想定ほど悪くなかった銘柄も狙い目ではないかと見ています。

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