ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2015年11月24日号

 よくぞここまで戻したというのが実感

 東京市場はしっかりした動きが続いています。先週、日経平均株価は5営業日中、4営業日で上昇、週間では283円(1.4%)の上昇となりました。終値は19879円と9月29日に付けた安値から2949円(17.4%)も上昇しています。このところ日経平均の日足は始値より終値が高くなる陽線で引ける日が多く、基調の強さを示しています。かつての悲観心理は大きく後退、夏場の世界株安の傷は癒えつつあるようにみえます。ただ相場が活況になっているわけではなく、売買代金もそんなに増えていません。中国や新興国経済への過度な悲観が後退し、その分、戻した格好になっていますが、よくぞここまで戻したというのが実感です。
 ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁の追加金融緩和示唆や10月2日の米雇用統計が相場の流れを変えました。ただ新興国や中国景気の減速懸念は残ったままで、先行き不透明感は晴れていません。来月の米FOMCで約9年ぶりに利上げが実施されるとの観測も強まっています。利上げに伴う潮目の変化にも注意が必要になっています。
 発表が一巡した4~9月期決算は第1四半期の貯金で11%経常増益(対象は3月決算企業で、金融・電力、新興銘柄を除く)となりましたが、7~9月期を取り出すと前年同期並みにとどまっています。新興国の景気減速懸念は残ったままですので、通期で計画している6%経常増益を達成できるかは困難ではないかという気もします。相場的には上値を追う材料は乏しくなっていますので、今後は調整色の強い相場か方向感の定まらない動きになる可能性もあるのではと予想しています。

 いまは様子を見極めるときで、休むも相場

 20日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比91ドル(0.5%)高の17823ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同31㌽(0.6%)高の5104で引けています。前日夕に株主への利益還元策を発表したスポーツ用品のナイキなどが大幅上昇し、ダウ平均を押し上げました。FOMEの議事要旨を受けて利上げ時期に関する不透明感が後退したとの見方も買い安心感につながったようです。この結果、NYダウは昨年末終値を小幅ながら上回り、年初来で上昇に転じました。これを受けたCMEの日経平均先物は大阪取引所終値比205円高の19925円で引けています。
 外国人はここへ来て4週連続で日本株を買い越しています。11月第2週(9~13日)の買越額は3003億円で4カ月ぶりの大きさとなっています。9月第5週までの8週間で4兆円超も売り越していましたので、その修正とも考えられます。中国景気への過度な悲観が和らいだことや米国の金融政策の不透明感が後退したことで、買い安心感が広がったからではないかとみています。とはいえ、今後も買い越しが続くとかは不透明。言えることは売りすぎた向きの買い戻し程度なら期待できるということだけです。
 日経平均は9月29日の安値から調整なしに17%強上昇しています。ここまで上昇すると一段高を期待するより調整の方が気になります。世界景気の先行きには不透明感が増しています。こんな難しい局面で積極的に売買したら負けてしまします。いまは様子を見極めるときで、休むも相場と考えています。そうした中で狙うとすれば、好決算ながら売られた銘柄などでしょう。今回の決算発表ではそうした銘柄が目立ちました。大口投資家が格好の売り場と判断したからだと思いますが、そうした銘柄を吟味して狙うのも一法ではないかとみています。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制