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投資戦略レポート

2014年6月16日号

 市場のムードは好転するも、銘柄選びは困難に

底堅い動きが続いています。先週13日の日経平均株価は米国株が大きく下落したことを受け、142円安で始まりましたが、終わってみれば、それがこの日の安値。嫌なムードで始まったものの、終値は124円高の15097円とこの日の高値圏で引けました。週間の騰落幅はプラス20円。日経平均はこのところ上値の重い動きが続いていますが、そうした動きは依然、変わっていません。
心理的なフシ目といえる15000円を回復したので利益確定売りが増えているのが主因とみられますが、一方では買いも多く、下げない形が続いています。積極的に上値を買い上げるだけの材料は見当たりませんが、公的年金とみられる買いや売り方の買い戻しが底堅い相場を演出しているようです。年金資金を運用する信託銀行は6月第1週まで6週連続で買い越しており、買越額は8000億円に達しています。東証の売買代金に占める空売り比率はここへ来て30%を下回る日が増え、13日は24.8%と5か月半ぶりの水準まで低下しています。
5月下旬からの相場回復で市場のムードは良くなっていますが、上場企業(金融を除く全産業)の今期経常が2%増という予想では一段高を期待するのは困難です。消費増税もあり例年に増して慎重な予想になっているようにも思いますが、この状況では積極買いに踏み切るわけにもいきません。銘柄選びは一段と難しくなったように思います。

 基本は攻めのスタンスで。狙い目は下値リスクの乏しい銘柄

13日の米国株は上昇。NYダウは3日ぶりに反発し、前日比41ドル(0.25%)高の16775ドルとこの日の高値圏で引けました。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発、同13㌽(0.30%)高の4310で取引を終えています。オバマ大統領が緊急の記者会見を開き、混迷を深めるイラク情勢に対し、「地上軍を投入することはない」と改めて表明したことで、地政学リスクがやや後退したことが好感されました。これを受け、CME日経平均先物も220円高の15065円で引けています。

外国人はこのところ日本株を売ったり買ったりで、明確な投資スタンスを持っていないかのような売買を繰り返しています。アベノミクスに対する関心が薄れてきたことが背景にありますが、消費増税後の企業業績が読めないことも買いを手控えさせる一因となっています。外国人が買い越しに転じるとすれば、増益基調に変化なしと判断したときからではないかと見ています。
5月26日号で「相場の流れが変わってきたように思いますので、ここは買いを考えるタイミングではないかと思います」と指摘しましたが、日経平均株価はこの4週間で1100円(8%)以上上昇していますので、この水準でそう強気になるわけにもいきません。テクニカル的には一息入れたいところですが、13日の動きから考えて、「押し目待ちに押し目なし」となる可能性もあります。「貸し株」を使って売っても売っても下げない状況が約4カ月続いていましたので、売り方は追い込まれています。空売りに動いたヘッジファンドなどは上値でも買わざるを得ません。
銘柄選別には注意が必要ですが、ここは攻めのスタンスでいいのではないかとみています。今回の決算発表では地合いが悪すぎ、良好な決算を発表しても評価されなかった銘柄が多かったように思います。そういう銘柄が狙い目ではないかとみていますが、その場合、下値リスクの乏しい銘柄というのが条件となります。

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