ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2014年5月19日号

 方向感の定まらない動き

 日経平均株価は方向感の定まらない動きとなっています。外国人が買えば上がり、売れば下がるという動きで、自律的な相場形成ができていません。先週は海外株高を受けて上昇したと思ったら米国株の下落を受けて、15、16日と大きく下落、週間では103円(0.72%)安となってしまいました。4月14日に付けた年初来安値(13910円)まであと186円という水準になっています。
 売り物が殺到して下げているのではなく、買いが入らないため売り物がこなせず下げる展開となっています。買い手掛かり材料が乏しいということが背景にありますが、消費増税の影響が読めないことや中国景気の先行き不透明感、緊張が続くウクライナ情勢などリスクオンの姿勢を取りづらいことも方向感のない動きにつながっています。
 上場企業(金融を除く全産業)の2014年3月期決算は12.6%増収、36.1%経常増益と好調なものでした。増収率は過去10年で最大、経常利益はリーマンショック前の最高益に迫る水準まで回復するという内容になっています。ただ今期は不透明要因が多く、経常利益は1.9%増と伸び率が大きく鈍化する予想となっています。例年に増して慎重な予想になっている可能性が大きいようにも思いますが、この予想では一段高を期待するのは無理です。外部環境に変化が出るまでは方向感のない相場が続くと見た方がよさそうです。

 当面は様子見も一法

 16日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比44㌦(0.27%)高の16491㌦、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同21㌽(0.52%)高の4090で引けています。4月の住宅着工件数が市場予想を上回ったことで買い安心感が広がりました。前日までの相場下落で押し目買いが入りやすかった面もありますが、一方では相場の先行きへの警戒感もくすぶり、上値を買い上がる動きは限定的。NYダウは前日終値を挟んでほぼ一進一退の動きでした。CMEの日経平均先物は米株高を受け、大証終値比55円高の14185円で引けています。今週はこれにサヤ寄せする形で堅調な始まりとなりそうです。
 外国人はこのところ日本株を買い越したり売り越したりで、明確な投資スタンスを持っていないような売買を繰り返しています。アベノミクスに対する関心が薄れてきたことも背景にありますが、消費増税後の企業業績が読めないことも買いを手控えさせる要因となっています。外国人が買い越しに転じるとすれば「増益基調に変化なし」と判断したときからではないかと見ています。
 決算発表の一巡で明確な買い手掛かり材料はなくなっています。相場には方向感がありませんので、当面は積極的な売買は控え、様子見に徹するのも一法でしょう。ただ今回は地合いが悪すぎたため、まずまずの決算を発表しても評価されなかった銘柄も多かったように思います。そういう銘柄は狙い目ではないかとみていますが、その場合、下値リスクの乏しい銘柄というのが条件となります。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制