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投資戦略レポート

2014年3月3日号

 方向感のない動き

 東京市場は方向感のない動きとなっています。先週は日経平均株価が5営業日中、4営業日で下落、週間では24円(0.16%)下落して引けました。前日比の変動幅は少し小さくなってきたように思いますが、指数主導の動きとなっており方向性は感じられません。売買代金も活況の目安とされる2兆円を下回る日が多くなっています。
 ただ裁定解消売りへの懸念は和らいだように思います。解消売りは今年に入って2961億円(1月第1週)→405億円(同第2週)→2017億円(同第3週)→3171億円(同第4週)→4211億円(2月第1週)→1374億円(同第2週)と猛烈な勢いで出ていましたが、2月第3週は7週ぶりに1482億円の買い越しに転じました。売りたい向きは大方、売りつくしたと見られる水準まで裁定買い残が減少していましたので、今度は積み上げる方向に動きが変わってきたようです。
 国内勢に力がないので、これだけ解消売りが出てきたら急落して当然でしょう。ほとんどのテクニカル指標は下げすぎのシグナルを発していました。25日移動平均線からのマイナスカイリ率は10%を超えていました。記憶にないカイリ率です。東証の売買代金に占める空売り比率は2月14日に34.9%と、2008年に統計を取り始めて以来の最高を記録。30%超えは実に27日連続で、これも2012年7月の4日連続を大幅に上回る記録です。1カ月以上に亘って売買代金の30%以上が空売りで占められるということ自体、極めて異常ですが、こうした状態でも2月4日につけた安値(14008円)は割り込まず、下値を少しずつ切り上げる動きに変わっています。日経平均は既に底を入れた可能性があり、きっかけ次第ではいつ反転してもおかしくない状態になっているように思います。
 
 当面は様子見に徹するのも一法

 21日の米国株はまちまちの動き。NYダウは3日続伸し、前日比49ドル(0.30%)高の16321ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同5ポイント(0.25%)安の4263で取引を終えています。NYダウはウクライナ情勢の緊迫を受け取引終了にかけて上値が重くなりましたが、シカゴ購買部協会景気指数(2月)が市場予想に反して改善したため、一時上昇幅が120ドルを超える場面もありました。全般的にはしっかりした動きで、NYダウの月間上昇幅は622ドルと2013年1月以来、1年1カ月ぶりの大きさとなっています。
 強烈な外国人売りでしたが、それもここへ来て収束しつつあるように思います。外国人は2月第1週に5週ぶりに買い越し(412億円)に転じたあと、第2週は1858億円と売り越しとなりましたが、第3週(17~21日)は458億円ながら再び買い越しとなっています。年初からの売り越しは1兆3000億円超に達していましたので、利益確定売りや仕掛け的な売りは峠を越えたと見ています。
 東京市場は不安心理が残り、動きも不安定なままです。決算発表の一巡で買い手がかり材料も見当たりません。決算発表期間中、相場が荒れていましたので、好決算が評価されなかった銘柄も多かっのではないかと思います。本来ならそういう銘柄が狙い目となりますが、当面は市場が落ち着くまで様子見に徹するのも一法ではないかと見ています。

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