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投資戦略レポート

2013年9月9日号

 まだ調整局面だが、2番底をつけた可能性も

 相場の流れが変わってきたように思います。先週末、日経平均株価は前日比204円(1.45%)安の13860円と大幅に下落しましたが、5営業日中、4営業日上昇し、13860円で引けています。週間上昇幅は472円(3.52%)。6日の米雇用統計や7日のオリンピック開催地決定が目前に迫り、身動きが取れないのではと見られていた中での上昇。ザラ場ベースでは8月28日の安値から9月5日の高値まで6営業日で1038円(7.91%)も上昇しています。6日の下落は福島原発の汚染水問題で東京招致への不透明感が増したことが主因と云えますが、上昇ピッチの速さから、開催地決定前に利益確定しようとする売りに押された面も大きかったように思います。
 短期間にこれだけ上がったらそれなりの調整があっておかしくありません。先週の相場上昇で、市場の焦点は2番底をつけたか否かに移ってきたのではないかと思います。ただこれについてはオリンピックの開催地がどこになるか、米軍によるシリア攻撃がどうなるか、18~19日のFOMCで米金融緩和縮小がどのように進むか、そして来年4月からの消費増税がどのような形で行われるのか、などを見極めなければ、はっきりしたことは言えません。
 東京市場はまだ調整局面から抜け出してはいませんが、ある程度下落した場面があれば、そこが2番底となる可能性がありますと先々週号で指摘しています。こうしたなか日経平均は8月28日の13338円を底に反転の動きをみせています。6月13日の安値から7月18日の高値までの上昇幅の3分の2押し水準(13234円前後)近くまで下がってからの反転。相場が上昇トレンドにあるときは、下がったとしても上げ幅の3分の2押し程度で止まるものです。日経平均はまだ2番底をつけたとは断定できないまでも、目先の底をつけた可能性が出てきたように思います。
 
 下げ止まった銘柄や調整一巡感の出た銘柄などは狙い目

 6日の米国株は高安まちまちの動き。NYダウは前日比14ドル(0.10%)安の14922ドルと4日ぶりに反落、ハイテク株比率の高いナスダック指数は4日続伸し、同1ポイント(0.03%)高の3660で引けています。シリア情勢が緊迫するとの警戒感からNYダウは一時150ドル近く下げる場面がありました。ただ朝方発表の雇用統計(8月)で非農業部門の雇用者数が市場予想ほど伸びなかったため、FRBの早期の金融緩和縮小が難しくなったと受け止められ、その後は徐々に下げ幅を縮小して引けています。
 東京1部の売買代金はこのところずっと活況の目安とされる2兆円を割り込んでいます。重要イベントが上記のように山積しており、一方向にポジションを傾けられないためです。外国人はこのところ2週連続で日本株を売り越していますが、売越額は大きくありません。日本株を売っているというよりは買いを控えているのが実態でしょう。重要イベントが通過し不透明感が消えれば、再び買い姿勢を強めてくるのではと見ています。
 日本株の長期的な上昇トレンドは変わっていないと思いますが、内外の重要イベントを控え、いまは身動きが取りにくいことも事実です。こうした局面では慎重なスタンスが必要でしょう。米国の金融緩和縮小や消費増税の行方、成長戦略などがある程度見えてくるまでは様子見も一法ではないかとみています。ただ2番底を付けた可能性も出て来ましたので、下げ止まった銘柄や調整一巡感の出た銘柄などは狙い目ではないかとみています。

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