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投資戦略レポート

2013年9月30日号

 ここからの見通しには意見が分かれるところ

 先週の日経平均株価の上昇幅は18円(0.12%)。大した上げにはなっていませんが、ムードはかなり良くなっています。投資家の物色意欲は引き続き旺盛で、材料の出たものには積極的な買いが入ってきます。東証1部の売買代金も活況の目安とされる2兆円を上回る日が多くなっています。
 売買代金が回復してきたのは東京五輪招致が決定した結果ですが、物色対象は当初の五輪関連からバイオ関連や世界景気関連株などへと広がっています。ただ日経平均株価はこの1ヶ月で1461円(10.95%)も上昇しており、騰落レシオは124%と過熱ゾ~ンとされる120%を上回る水準まで上昇しています。1ヶ月間に指数が10%以上も上昇するのは行き過ぎの感があります。スピード違反の上昇といわれた今年4月も、上昇率は11.80%に達していました。
 市場では上昇ピッチの速さと短期的な高値を警戒する向きも増えています。それ故、ここからの見通しについては意見が分かれるところでしょう。好転したムードを背景に一段高に進む可能性もあるし、短期的な調整に入る可能性もあるからです。前に市場の焦点は2番底をつけたか否かに移ってきたのではないかと指摘しました。付けたとなれば上昇相場入りが期待されますが、このところの動きから見て、日経平均は8月28日の13338円で2番底を付けた可能性がより強まったように思います。ネックラインの14808円を超えたらそれが確定します。
 
 積極的にはポジションを取りにくい状況

 27日の米国株は下落しました。NYダウは前日比70ドル(0.46%)安の15258ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同5ポイント(0.15)安の3781でそれぞれ引けました。10月1日に新年度入りするものの、与野党の意見の隔たりが大きく、予算成立のメドが立たない状態となっています。民主党が多数を占める上院で政府機能停止を回避するための法案は通りましたが、共和党が多数派の下院の理解を得て成立するかはまだ不透明。政治の停滞による実体経済への悪影響を懸念する売りに押される形になっています。
 外国人はこのところ日本株を売り越したり買い越したりしていますが、買い越し基調が途切れたとは考えていません。売越額そのものは大きくありません。日本株を売っているというよりは買いを控えているというのが実態ではないかと見ています。重要イベントが通過し不透明感が消えれば再び買い姿勢を強めてくると見ていますが、9月第3週(17~20日)は3週連続の買い越しとなり、買越額は2890億円と7月第2週以来の大きさとなっています。
 日本株の長期的な上昇トレンドは変わっていないと考えていますが、上昇ピッチが速くなっていますので、積極的にはポジションを取りにくい状況です。当面は慎重なスタンスが必要でしょう。ただ今回の東京五輪決定で日本株には先行きの目標が出来ました。アベノミクスに第4の矢が加わったわけです。7年後の開催を目標にいい動きになる可能性が出てきたのではないかと考えています。オリンピックとは縁遠い銘柄の多くはいまだ「置き去り」になっています。2番底を付けた可能性が強まってきましたので、下げ止まった銘柄や調整一巡感の出た銘柄などは狙い目ではないかと考えています。

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