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投資戦略レポート

2013年7月22日号

 調整局面入りか?

 東京市場は先週末、急落しました。日経平均株価が下落するのは6日ぶりで、下落幅は一時400円に迫る場面もありました。前日比140円超上昇し、フシ目の15000円に47円まで迫ってからの急落で、1143円安となった5月23日と光景が重なるなど雰囲気も一変。ただその後は下げ渋る展開となり、前日比218円安の14589円で取引を終えています。日経平均の週間の騰落幅はプラス83円(0.57%)。
 市場は参院選後を見据えた動きになっています。与党が過半数を獲得するとのニュースフローが相次ぎ、その前提で買っていた向きが早めに利益確定に動き、これが短期売買を繰り返すファンド筋などの売りも巻き込んで、急落したようです。6月中旬の安値から1カ月で2割近くも上昇し、高値警戒感が強まっていた中での急落です。参院選やG20といった重要イベントを控えていることもあり、当面、見通しは困難です。
 参院選で与党勝利なら好感される可能性もありますが、織り込み済みとして売られる可能性もあります。東京市場はテクニカル的に買われすぎ状態となっていましたので、下げに転じた場合は調整局面入りした可能性が強まってきます。ただ先週号でも指摘したように、中長期的な上昇トレンドは変わっていないと考えていますので、「2番底形成」の動きとなったら、積極買いに転じていいのではないかとみています。

 今週は相場の分水嶺に。決算発表までは様子見もOK

 19日の米国株は下落しました。NYダウは前日比4ドル(0.0%)安の15543ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同23ポイント(0.7%)安の3587で引けています。マイクロソフトの4~6月期決算が市場予想を下回ったため、同社株が11%下落。これがダウ平均を31ドル程度押し下げ、他のハイテク株などの心理的重荷となったようです。ただ多くの機関投資家が運用指標にしているS&P500種株価指数は3日続伸し、2ポイント(0.2%)高の1692と連日で過去最高値を更新しています。市場のムードは良好です。
 外国人の日本株買いは途切れていません。6月第1週(3~7日)から6週連続で買い越しており、6月以降の累計買越額は1兆4000億円を超えています。5月までの買いはヘッジファンドなど短期資金中心の買いでしたが、急落後の買いは長期投資家の資金が中心になっているようです。ファンダメンタルズに基づいた買い方になっていますので、先行きに繋がる動きではないかと思います。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、日経平均が短期間に2300円(18.99%)以上も戻したら、それなりの調整があっておかしくありません。参院選やG20の結果も判明しますので、今週は相場がどう展開するかの分水嶺となりそうです。週末からは上場企業の4~6月期決算発表も本格化します。短期的な高値警戒感も強まっていますので、決算発表までは様子見でもいいのではないかと考えています。

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