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投資戦略レポート

2013年7月16日号

 戻りの勢いが鈍る

 市場の雰囲気は随分変わってきました。7月1日号で流れは変わりつつあるように思いますと指摘しましたが、それがさらに強まった感じです。先週、日経平均株価は197円(1.37%)上昇、終値は14506円と、6月13日に付けた安値から2061円(16.56%)上昇したとろで引けました。フシ目の25日線や75日線を大きく上回っていますので、チャート的には6月13日の12445円で底入れした可能性が一段と強まってきました。
 今回の相場急落の主因は日経平均の異常ともいえる上昇でした。日銀が異次元緩和を発表する前の4月4日の株価は12635円でした。それがわずか1ヶ月半で15627円まで2993円(23.7%)も上昇、暴落した5月23日の前場にはあと57円で16000円という場面までありました。しかし今回の戻りはそれを凌ぐものになっています。日経平均が安値を付けたとみられる6月13日から先週末までの営業日数は21日。4月4日から21日営業日目は5月8日で、そのときの日経平均株価は14285円。上昇幅は1652円(13.07%)です。戻り方が半端でありません。
 ここまで戻すと短期的な過熱感が気になります。相場は一度、壊れたれたわけですから、たとえ底入れしたとしても、一本調子で上昇が続くはずはありません。騰落レシオが135%超と2ヶ月ぶりの水準まで上昇していることもあり、底入れ後の最初のリバウンドは終りつつあるとみた方がいいのではないかと思います。戻りの勢いも鈍くなっています。ただ長期上昇相場は不変と考えていますので、2回目の調整局面が来て2番底形成の動きとなったら、積極買いに転じてもいいのではないかとみています。

 株価位置には要注意。狙い目となるのは下げ止まった銘柄や調整一巡感が出た銘柄など

 12日の米国株は上昇しました。NYダウは前日比3ドル(0.0%)高の15464ドルと連日で過去最高値を更新、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同21ポイント(0.6%)高の3600と、2000年9月29日以来、約12年9ヶ月ぶりの高値で取引を終えています。JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴなど大手金融機関が発表した4~6月期決算が市場予想を上回る内容となり、景況感が改善しているとの見方が広がりました。ただ同日のCME日経平均先物は14475円で引けており、米株高でも日本株は頭が重くなっています。
 外国人の日本株買いは途切れていません。このところ時たま売り越しになる週もありますが、昨年10月からの累計買越額が10.5兆円に達しているので、利益確定売りや銘柄入れ替えなどで売り越しになる週も出てくるというのが実態でしょう。6月第4週(24~28日)、7月第1週(1~5日)の買越額は4151億円、4300億円と大きく膨らんでいます。今回の上昇相場に乗り遅れた海外の長期投資家が市場が落ち着きつつあると判断し、買いを入れてきた可能性があります。これまでは短期資金主導の上昇でしたので、先行きに繋がる動きではないかと思います。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、これだけ相場が下落したら、萎縮した投資マインドは簡単には改善しません。これからは全体的な底上げはなく、買われる銘柄とそうでない銘柄が鮮明になってくるとみなければなりません。とはいえ東京市場は底入れした可能性が一段と強まってきましたので、下げ止まった銘柄や調整一巡感の出た銘柄などは狙い目ではないかとみています。短期的な過熱感も強まっていますので株価位置には注意が必要です。

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