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投資戦略レポート

2013年6月3日号

 上げすぎの修正です。一段安にはつながらないとみています

 市場の動揺が収まりません。先週27日には日経平均株価が469円安、30日には737円安と再び急落、先々週の大幅下落の混乱から抜け出せません。市場は不安定なままになっています。日経平均株価の週間下落幅は838円(5.73%)。22日に付けた年初来高値からは2038円(13.04%)の下落となっています。ザラバベースで見たら2387円(14.97%)下落した水準にあります。
 日銀の「異次元緩和」後の動きが異常すぎました。12000円近くにあった日経平均がわずか1ヶ月で2000円上の14000円にあと一歩という水準まで上昇、5月23日にはあと60円で16000円乗せという猛烈な上昇となっていました。野田前首相が衆院解散を表明した昨年11月14日から今年3月末までの4ヵ月半の上昇幅が3733円だったことを考えると、1ヵ月半で4000円近く、約30%も上昇したのはやはり異常でした。その咎めというか、修正が来ているのだと思います。
 問題はどこで底を入れ、市場が落ち着くかです。これだけ急落したら落ち着くまで多少の時間がかかります。今回は日本経済が落ちるところまで落ちてから回復しようとしている局面にあり、企業業績などファンダメンタルズも極めて良好なため、さらに一段安するとは思えません。移動平均線のカイリ率からは下げすぎ状態になっています。騰落レシオもニュートラルといえる97.3%まで低下しています。
 今回は外的ショックで下がったわけではありません。バブル崩壊時を除けば日経平均の急落はいつも外的ショックでした。ニクソン・ンショック、ブラックマンデー、リーマン・ショック、東日本大震災、みなそうです。裁定買い残が積み上がってはいますが、上げすぎた分の修正ですから、ここからの下値はしれています。ボリンジャーバンドの-2σが13300円ですから、その辺が当面の下値メドではないかと見ています。

 市場が落ち着くまでは様子見も

 31日の米国株は大幅反落となりました。NYダウは15115ドルと前日比208ドル(1.4%)安、ハイテク株比率の高いナスダック指数も3455と35ポイント(1.0%)安で引けています。NYダウの下げ幅は4月15日以来、約1ヵ月半ぶりの大きさ。良好な経済指標の発表が相次ぎ、FRBが 量的金融緩和の早期縮小に踏み切りやすくなったとの見方が浮上しました。シカゴ購買部協会が発表した5月の景気指数が市場予想を大きく上回る大幅上昇となったほか、5月の消費者態度指数(確報値)も速報段階から上方修正。当初は好感する動きでしたが、時間の経過とともに量的緩和の早期縮小につながるとの見方が強まリ、そのまま安値で引ける形となリました。これを受けCME日経平均先物も大幅安となり、大証終値比245円安の13455円で引けています。
 海外勢はこのところ日本株を買い越したり売り越したりしていますが、売越額より買越額が圧倒的に大きいことから、買い越し基調は基本的に変わっていないとみられます。昨年11月の衆院解散表明以降の外国人の累計買越額は9兆円を超えています。利益確定売りや銘柄入れ替えなどで売り越しになる週も出てくるということではないかと見ています。今回の大幅調整は短期資金主導の上昇相場に長期投資家の参入を促すきっかけになるのではと捉えています。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、これだけ下がったら投資家の不安心理は簡単には改善しません。個人も投資余力の低下で、暫くは積極的な売買は手控えるはずです。これからは全体的な底上げはなく、買われる銘柄とそうでない銘柄が鮮明になってくるとみなければなりません。業績が伴っていないものは買われなくなるはずです。当面は下値模索の動きが続くとみられます。市場が落ち着き、方向感が見えてくるまで様子見でもいいのではと考えています。

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