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投資戦略レポート

2013年6月24日

 市場はまだ不安定なままですが、底入れした可能性も

 市場の動揺が収まりません。先週も日経平均株価は乱高下を繰り返し、終値は13230円で引けました。前週末比との比較では544円(4.28%)高となりますが、21日は前日比312円安の12702円まで下げてから切り返し、215円高で引ける激しい動きでした。日中値幅は627円にも達します。荒い動きが続いていますが、極端に上下したのは17日(変動幅484円)と21日だけであり、先々週よりは動きが和らぎつつあるようにも感じます。
 米国の「金融緩和縮小への年内開始の可能性」にバーナンキFRB議長が言及したことが荒い値動きの背景となっていますが、21日はアジア株が大きく下落していることを考えると、日本株には底堅さも目立ちます。14日のSQを無事通過したことで需給が改善してきたからではないかとみています。
 投資主体別売買動向によると今回の相場急落局面で外国人は日本株を売り越していません。5月第4週から6月第2週までの累計売買高は755億円の買い越しとなっています。過去、外国人売りで相場が急落するケースは数え切れないほどありましたが、今回はそういう下落ではく、相場上昇局面で積み上がったポジションの解消売りが原因でした。解消売りは5月第4週が4068億円(日経平均の下落 526円)、第5週が4338億円(同838円)、6月第1週が3521億円(同897円)、第2週が7162億円(同191円・週末ではなく13日終値での比較)出ていました。実質17営業日で1兆9089億円の解消売り(1日あたり1122億円)が出ていたわけです。ヘッジファンドなどの仕掛け的な売り崩しが下げを大きくした面もありますが、1日あたり1100億円以上の売りや買いが続いたら相場が大きく動くのは当然です。
 市場はまだ不安定で日経平均が底入れしたといえる状況ではありませんが、多くのテクニカル指標は下げすぎ状態のシグナルを発していました。チャート的には6月13日につけた12445円で底を入れた可能性が出て来たように思います。

 下げ止まった銘柄などはそろそろ狙い目

 21日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは3営業日ぶりに反発し、前日比41ドル(0.3%)高の14799ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は3日続落し、同7ポイント(0.2%)安の3357で取引を終えています。量的緩和の縮小観測や世界経済の減速を巡る警戒感から2日間でNYダウが3.7%下落したため、短期的な戻りを期待した買いが入ったようです。ナスダック指数は決算を受けてIT大手オラクルが大幅下落したことが響きました。米国株の行方は見通しづらい状況ですが、NYダウはまだ史上最高値近辺にありますので、動きには注意が必要でしょう。
 海外勢はここへ来て日本株を買い越したり売り越したりしていますが、売越額より買越額が大きいことから、買い越し基調は基本的には変わっていないとみています。昨年10月からの累計買越額が10兆円近くになっていますので、利益確定売りや銘柄入れ替えなどで売り越しになる週が出てくるというのが実態ではないかと見ています。今回の大幅調整は上昇相場に乗り遅れた長期投資家の参入を促すきっかけになる可能性もあるだけに、振り返ってみればいい調整だったといえることになるかもしれません。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、これだけ下がったら不安心理は簡単には改善しません。これからはこれまでのような全体的な底上げはなく、買われる銘柄とそうでない銘柄が鮮明になってくるとみなければなりません。市場はまだ不安定な状況ですが、東京市場は底入れした可能性も出て来ましたので、下げ止まった銘柄などはそろそろ狙い目ではないかと見ています。米国の量的緩和の縮小は中長期的には日本株にとってプラス(米景気回復を背景としたドル高・円安を通じて企業の収益拡大に繋がる)ですし、景気の足取りがしっかりしているなど良好なファンダメンタルズ、調整が進み、指標面からも割安さが目立ってきたことなどがその背景。

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