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投資戦略レポート

2013年12月9日号

 一転、目先の底を入れた可能性も

 東京市場は調整局面入りしてきました。この3週間で1600円以上、12%も上昇していただけに当然の動きでしょう。先週、日経平均株価は5営業日中、3営業日下落、週間で362円(2.31%)下落しました。先物主導による不可解な上昇が続いていただけに、いびつな形で上昇した分が修正された形です。日経平均は4日と5日で571円、6日の寄り付き安値を加味すれば637円下落しました。11月8日の直近安値から高値までの上昇幅(1663円)の3分の1押しが15195円ですから、ほぼその水準まで下落してから切り返した形になっています。
 6日の大引けにかけての戻りは海外の短期筋が米雇用統計発表前にポジションを手じまったからではと言われていますが、これまでのいきさつを考えたら間違っているとも思えません。相場には力強さは感じられなかったものの、日経平均株価は3日に15749円まであり年初来高値を更新、そして一転して調整、反発という動きになっています。
 先週号で、「このところの上昇が急ピッチだったため、その修正が起こる可能性はありますが、相場の流れが変わっていますので、押したとしても下値は限定的ではないかと考えています」と指摘しましたが、そのような動きではないかと考えています。日経平均は1番底(12445円)を形成した後、2番底(13338円)、3番底(13853円)、4番底(14086円)と着実に下値を切り上げています。上場企業の中間期決算は好調で、通期でも27%増益を見込むなど企業業績が好調なことも相場を支えると見られます。主要国でこれだけ業績が伸びる国はありません。上げ方が急だっただけで相場が過熱していたわけではないので、日経平均は6日の寄り付きで目先の底を付けた可能性も出てきたのではと捉えています。
 
 狙い目となるのは下値リスクの乏しい銘柄など

 6日の米国株は上昇しました。NYダウは6営業日ぶりに大幅反発し、前日比198ドル(1.26%)高の16020ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も反発、同29ポイント(0.73%)高の4062と、2000年9月7日以来の高値で取引を終えています。11月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比20万3000人増と市場予想(18~19万人増)を大幅に上回ったため、雇用情勢の回復ペースが加速しているとの見方が広がりました。失業率も7.0%と5年ぶりの水準に低下。最近は指標が改善したらFRBが量的金融緩和縮小に動きやすくなるため、相場の重荷と意識される場面が続いていましたが、今回はNYダウが前日まで5営業日続落していたこともあり、値ごろ感が働いた面もあったようです。これを受けCMEの日経平均先物も大証終値比280円高の15590円で引けています。今週はこれにサヤ寄せする形で始まりそうです。
 東証が発表した株式売買動向によると、外国人は11月第2週(11~15日)、第3週(18~22日)、第4週(25~29日)と日本株を大きく買い越しています。買越額は第2週が1兆1720億円、第3週が6476億円、第4週が2696億円。第1週の2099億円を合わせるとこの4週間で約2兆3000億円にもなります。これに先物への買いが合わさって3週間で1600円超の上げを演出したわけです。
 記録的とも云える買いに対し上げ方が少ないようにも思いますが、これは同期間に個人が約2兆300億円売り越したのが原因。今年4月の1兆6827億円を上回る過去最大の売越額です。来年1月からの日本版NISA導入を前に、含み益のある保有株を手放しておこうとする動きにつながったようです。売却資金の多くは証券口座で待機していますので、NISAに対応した買いが期待できるのは26日以降となります。
 日経平均は目先の底を入れた可能性が出てきましたので、そろそろ買いを考えるときでしょう。ただ底入れしたと断定できる段階ではありませんので、強気一辺倒とはなり得ません。上がっている銘柄ではなく、下値リスクの乏しい銘柄、調整一巡感の出た銘柄などが狙い目ではないかと見ています。

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