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投資戦略レポート

2013年12月16日号

 米FOMCを前に動けない状態

 東京市場は高値圏で方向感のない動きとなっています。日経平均株価は先週、5営業日中、3営業日下落、週間では104円(0.67%)高で引けました。SQ算出日の13日は前日比61円高で引けていますが、東証1部の騰落銘柄数は値上がり495銘柄に対し値下がりが1145銘柄とほぼ全面安商状で、指数だけが上げたという印象です。TOPIXは0.27%下落しており、調整局面からはまだ抜け出していません。
 東京市場はいびつな形で上昇した分を修正する動きになっていますが、先週つけたザラバ安値(15112円)を下回る場面は見られませんでした。日経平均は11月8日の直近安値から12月3日の高値までの上昇幅(1663円)の3分の1押し近くまで押してから切り返しているという形はまだ崩れていません。11月25日号と12月2日号で、「このところの上昇が急ピッチだったため、その修正が起こる可能性はありますが、相場の流れが変わっていますので、押したとしても下値は限定的ではないかと考えています」と指摘しましたが、そのような動きではないかと考えています。
 日経平均は1番底(12445円)を形成した後、2番底(13338円)、3番底(13853円)、4番底(14086円)と着実に下値を切り上げています。上場企業の中間期決算は好調で、今期は通期でも27%経常増益を見込むなど企業業績が好調なことも相場を支えると見られます。主要国でこれだけ業績が伸びる国はありません。上げ方が急だっただけで相場が過熱していたわけではないので、日経平均は6日の寄り付きで目先の底を付けた可能性も出てきたのではと捉えています。いまは今週17~18日の米FOMCを前に動けないというのが実態ではないかと見ています。

 株式需給は良くなる方向に

 13日の米国株は反発しました。NYダウは4営業日ぶりに反発し、前日比15ドル(0.10%)高の15755ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も4営業日ぶりに反発し、同2ポイント(0.06%)高の4000で取引を終えています。今週のFOMCをにらみ、量的金融緩和の縮小開始が決まるかどうかを見極めたいとの雰囲気が強く、方向感に欠ける展開でした。結果が判明する19日までは動きようがないということでしょう。同日のCME日経平均先物も15490円と大証終値比10円高と乏しい値動きとなっています。
 外国人の日本株買いは途切れていません。11月までのこの1年間の買越額は14兆4900億円超と記録的な額に達しています。月間で売り越したのは8月の1回だけ(売越額は1193億円)。週間で見た買越額はここへ来て落ちていますが、12月第1週(2~6日)は781億円の買い越しとなっています。
 これに対し売っているのが国内金融機関と個人投資家(現金ベース、以下同じ)。個人のこの1年間の売越額は10兆500億円超と記録的水準に達しており、うち11月は1兆9700億円超の売り越しと月間では過去最大の売り越しとなっています。証券優遇税制の年内終了をにらみ、利益確定売りを出したと見られます。売却資金の多くはMRFと呼ばれる証券口座で待機していますが、その残高は11月末で9兆7600億円超と過去最高水準に膨らんでいます。今回の上昇相場では個人投資家は売り一辺倒だったわけですが、売却資金が待機しているということは投信や株式などの買いにつながります。小額投資非課税制度(日本版NISA)を見越した動きものだと見られますが、NISAに対応した買いが期待できるのは26日以降からとなります。先行き株式需給は良くなってきそうです。
 日経平均は目先の底を入れた可能性が出てきましたので、そろそろ買いを考えるときでしょう。ただ底入れしたと断定できる段階ではありませんので、強気一辺倒とはなり得ません。上がっている銘柄ではなく、下値リスクの乏しい銘柄、調整一巡感の出た銘柄などが狙い目ではないかと見ています。

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