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投資戦略レポート

2012年7月17日号

 市場の関心は世界景気の動向に

 調整色の強い動きとなってきました。日経平均株価は7月4日に9104円の高値を付けたあと6日続落、週末の13日は4円高となったものの、それまでの回復歩調とは真逆の動きとなっています。週間の下落幅は296円(3.28%)で、13日の終値は8724円と25日移動平均線を割り込んで引けています。25日移動平均線を割り込むのは約1ヶ月ぶり。欧州債務問題に加え、米国や中国の景気減速懸念が強まり、投資家の間では世界景気が「転換点」を迎えつつあるのではないかとの警戒感が広がっています。
 日経平均は6月4日のザラバ安値から7月4日のザラバ高値まで898円(10.90%)上昇しましたが、そのほぼ半分を失った形になります。上昇幅の半値押しとなり調整一巡感が出てもおかしくない水準まで下落していますが、世界的な景気減速懸念が重しとなり、市場のムードを重くしています。日経平均は6月4日の8295円で底入れした可能性が強まってはいますが、かといって上値を買い上げる材料もないという状態になっています。
 7月9日号で、欧州問題が落ち着いたことで市場の関心が株価の「ファンダメンタルズ」に回帰しているというのが先週以降の動きですと指摘しましたが、それがより強まってきた感じです。今週から米企業の4~6月期決算が、来週からは国内企業の4~6月期決算の発表が本格化してきます。当面の相場はそれをみながらの動きで、個別株物色の動きとなりそうです。
  
 今週は様子見に徹するのも一法。動くのは決算発表が本格化する来週から

 13日の米国株は大幅高となりました。NYダウは7営業日ぶりに大幅反発し、前日比203ドル(1.62%)高の12777ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同42ポイント(1.48%)高の2908で引けました。大手銀JPモルガン・チェースの4~6月期決算が市場予想ほど悪化せず、同業のウェルズ・ファーゴが大幅増益となったことで、足元で広がりつつあった企業収益が悪化しているとの懸念が後退。中国が発表した4~6月期のGDP統計も市場の想定内であったため、中国景気が急減速するとの懸念も薄らぎ、短期的な戻りを期待する買いが相場を押し上げました。
 今月に入って東京市場では大型株が相場の下げを主導する傾向が鮮明になっています。6月17日のギリシャ再選挙前後に日本株を買い越していた海外勢が、世界的な景気減速懸念から主力株を中心に再び株式の持ち高を減らす動きを見せ始めたのが原因だとみられます。投資主体別売買動向で見ると海外投資家は7月第1週(2~6日)も日本株を162億円売り越しています。買い越したり売り越したりとが5週続いたあとの2週連続の売り越し。先週は主力株の下げが大きかっただけに売り越しは3週連続になったとみられます。売らなければならない向きは4~6月にかけてあらかた売ったとみられるので、売越額は大きくはありません。4月から6月にかけて外国人売りで大幅安になったような外国人売りはないとみています。
 先週9日に136.9%まで上昇し、買われ過ぎ状態にあった騰落レシオは110.5%と中立とされる状態まで低下しています。東京市場は底を入れた可能性が強まっていますので、ここからは下がったとしても下値はしれています。ただ買い上がる材料も見当たりません。今週は様子見に徹するのも一法でしょう。決算発表が本格化するのは来週からです。動くのはそのときからと考えています。

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