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投資戦略レポート

2013年7月1日号

 底入れした可能性がより高まる

 市場はまだ不安定な状況が続いていますが、流れは変わりつつあるように思います。日経平均株価は先週、週半ばまで下落しましたが、、27日は前日比379円高、28日は同463円高と大幅に上昇。週間の上昇幅は447円(3.37%)で、心理的なフシ目である13000円を上回って引けました。1日の上昇幅としては今年3番目と6番目の大きさで、28日は東証1部の93%超の銘柄が上昇するほぼ全面高の展開でした。27日から流れが変わりつつあるのではと思わせる動きになっていましたが、その思いをさらに強めさせる動きでした。
 背景になったのは過度に悲観的だった投資家心理の持ち直し。米金融緩和の早期縮小懸念や中国の金融不安が重荷となっていましたが、米欧中の中央銀行幹部が相次いで「火消し」に動いたことで、過度な不安心理が薄れたということです。これを受け、外為市場では1ドル=99円台と約3週間ぶりの水準に円相場が下落、長期金利も0.8%台で落ち着きつつあります。2つの重荷のうち米金融緩和縮小懸念はこれまでの下げで相当程度織り込んだと考えています。景気が良くなれば金利が上がるのは当然で、株価にもプラスです。低金利のドルや円を使った様々なキャリートレードの巻き戻しが下げを大きくしたのだと考えています。
 「シャドーバンキング」など中国の金融不安への警戒感は残りますが、市場は徐々に落ち着きを取り戻すのではないかと見ています。
外国人による日本株買いの動きも途切れていません。先物との裁定取引も6月第3週(17~21日)から5週ぶりに買い越しとなっています。市場はまだ不安定で、日経平均が底入れしたといえる段階ではありませんが、多くのテクニカル指標が下げすぎのシグナルを発していましたので、チャート的には6月13日の12445円で底入れした可能性がより高まったように思います。

 下げ止まった銘柄などはそろそろ狙い目

 28日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは4営業日ぶりに反落し、前日比114ドル(0.8%)安の14909ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は小幅ながら4日営業続落し、同1ポイント(0.0%)高の3403取引引けています。前日までの3日続伸で365ドル近く上昇したため、目先の利益をひとまず確定する売りに押されました。ナスダック指数は時価総額の大きいアップルなどの上昇が寄与しました。NYダウは調整しているように見えますが、高値からの下落率は4.86%に過ぎません。28日の終値も3.23%下げた水準に過ぎません。警戒感はなお必要ですが、悲観的な見方をする必要はないとみています。
 海外勢の日本株買いは途切れていません。昨年10月からの累計買越額が10兆円近くになっているので利益確定売りや銘柄入れ替えなどで売り越しになる週が出てくるというのが実態でしょう。27、28日の動きをみていると、今回の上昇相場に乗り遅れた長期投資家買いが入っているようにも見えます。市場が落ち着きを取り戻しつつあると判断した可能性があります。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、これだけ相場が下がったら萎縮した投資家心理は簡単には改善しません。これからは全体的な底上げはなく、買われる銘柄とそうでない銘柄が鮮明になってくるとみなければなりません。ただ東京市場は底入れした可能性が出て来ましたので、下げ止まった銘柄などはそろそろ狙い目ではないかと見ています。

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