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投資戦略レポート

2012年5月21日号

 反転のきっかけが掴めない状態!

 底値圏に到来しつつあったと思った東証市場ですが、さらに下げてしまいました。先週、日経平均株価は3営業日下げ、週間で342円(3.82%)下落しました。18日の下落幅は265円で今年最大となっています。先週末の日経平均の終値は8611円。5月に入ってからでは909円、9.55%の下落となっています。この間、日経平均チャートは17日を除いて終値が始値を下回る陰線が続いており、投資家心理を暗くする要因になっています。
 今回の下げは売りが売りを呼ぶセリングクライマックス的な下げではなく、力なく、ずるずる下げる形になっています。欧州不安が市場心理を萎縮させ、投資家がリスク回避の動きを継続しているためです。海外投資家は5月第2週(7~11日)に2000億円超日本株を売り越しましたが、先週も主力株を中心に手放す動きが目立っています。
 堅調なファンダメンタルがあるにもかかわらず、市場の約7割の売買シェアを握る海外勢の売りがこなせず、下げるという形になっているのが特徴。信じがたいことですが、日経平均の3月末からの下落率は15%で、世界株安の「震源地」となっているイタリアやスペインの下落率(共に18%)とあまり変わらない状態になっています。
 これで日経平均は昨年11月の安値から今年3月の高値までの上昇幅(2095円)の3分の2押し(8858円前後)を下回る水準まで下げたことになります。過去の経験則が通じない動きになっていますが、騰落レシオなどテクニカル指標からは明らかに売られ過ぎ状態となっています。東証1部のPBRも0.89倍と解散価値の1倍を下回る水準まで低下しています。
 日経平均採用銘柄のPERが11.39倍と東証1部全銘柄の11.83倍を下回っているのも異例。日経平均採用銘柄は外国人の保有が多くなるため、PERは東証1部全銘柄より高くなるというのがこれまでの常識でした。それが崩れたということは、外国人売りで下げていることの反映です。東京市場は反転のきっかけが掴めない状態になっていますが、大きく捉えれば底値圏には到来しつつあるとみられます。

 当面は海外景気の影響を受けにくい内需関連が狙い目!
 

 18日の米国株は下落しました。NYダウは6日続落し、前日比73ドル(0.49%)安の12369ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数も5日続落の同34ポイント(1.24%)安の2788となっています。NYダウは1月6日以来、約4ヶ月ぶりの安値。交流サイト最大手フェイスブックの上場初日の動きが期待ほど盛り上がらず、投資家心理が悪化したこと、欧州の金融システム不安から、投資家のリスク回避姿勢が続いていることが響いたようです。とりわけナスダック指数はフェイスブックが初値を付けたあと伸び悩んだため、下げが大きくなっています。同日のCME日経平均は8555円と大証終値より安く引けており、今週の東京市場は安く始まりそうです。
 最近の株価の下げが急ピッチだったため、今週以降には押し目買いが入る可能性もありますが、本格的な底入れには時間がかかるとの指摘もあります。6月17日のギリシャ再選挙までは不安定な展開が続くと見た方がいいかもしれません。ただ東京市場が底値圏に到来しつつあるのは確実と思われるため、ここからは買いも考えるべきでしょう。為替相場が再び円高に振れて来ていますので、当面は為替相場や海外景気の影響を受けにい内需関連を中心に考えた方がいいように思います。

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