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投資戦略レポート

2012年5月14日号

 底値圏に到来か!

 目先の底を入れたかとみられていた東京市場ですが、再び下値を切り下げてきました。日経平均株価は先週、5営業日中、4営業日で下げ、週間で427円(4.6%)下落しました。5月に入ってからでは567円(6.0%)の下落。終値も8953円と2月13日以来、約3ヶ月ぶりに9000円の大台を割り込んでしまいました。
 連休中に発表された4月の米雇用統計が市場予想を大きく下回り、米景気への楽観的な見方が揺らいでいるなか、欧州債務不安が再燃し、ギリシャやフランスの政局を見極めようとの動きが強まってきたのが背景。市場では危機の長期化を警戒し、株式や国際商品などから安全資産へ資金を移す動きが広がっています。
 先週末の日経平均株価は3月27日に付けた年初来高値から13%下落した水準にあります。日銀が追加緩和を実施した2月14日からの上昇分を帳消しにした形で、昨年11月安値からの上昇幅(2095円)の3分の2押し(8858円前後)に迫る水準まで下げています。チャート分析上はいつ反転してもおかしくないところまで下げています。騰落レシオも売られ過ぎとされる70%を下回る65.9%まで低下、東証1部のPBRも0.95倍と解散価値の1倍を割り込む水準まで低下しています。外部環境は不透明さを増していますが、テクニカル的にも売られ過ぎ状態になっていますので、東京市場は底値圏に到来しつつあるとみられます。

 狙い目となるのは好業績発表銘柄!
 

 11日の米国株は高安まちまちの動きでした。NYダウは前日比34ドル(0.27%)安の12820ドル、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同0.18ポイント(0.01%)高の2933で引けています。ギリシャで連立政権樹立が失敗したと伝わりましたが、NYダウは一時上げに転じる場面もあり、同問題での下げは限定的でした。それよりデリバティブ取引で20億ドルの評価損が発生したと発表したJPモルガン・チェースが9%強下落し、1銘柄でNYダウを29ドル近く押し下げたことが響きました。ギリシャ問題は2009年秋ごろから2年半以上に亘って市場を揺さぶっていますが、昨年後半には市場はデフォルトまで織り込んでいました。そのため先行きへの不透明感から市場で警戒感が高まってくることは避けられませんが、同問題で市場が一段安することはないのではないかと見ています。
 投資家のリスク回避姿勢を受け、海外投資家は4月第3週から3週連続で日本株を売り越しています。先週も日経平均の下落幅からみて売り越しが続いたとみられます。ただここへ来て日経平均の下げは限定的なものにとどまっています。復興需要やタイの洪水被害の影響がなくなるため日本企業の2013年3月期業績は大幅に伸びる見通しであり、外国人売りは次第に収束するとみています。
 日本株は底値圏まで下げたと見られるので、積極的とはいえないまでも、ここからは買い優先のスタンスで臨んだ方がいいように思います。狙い目となるのは調整一巡感が出た銘柄となりますが、今週までは決算発表が続きますので、好業績見通しを発表した銘柄も狙い目となります。

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