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投資戦略レポート

2010年7月12日号

 相場反転の機運も
 
 先週はあっという間の1週間とも、長い1週間ともいえる1週間だったのではないでしょうか。調整色の強い相場が続き、先が読めない状態だったのですが、1週間が経過して日経平均株価は382円(4.15%)上昇。6日には日経平均が9091円まで下げ、一時は9000円割れかという場面もあったのですが、終わってみれば取引時間中の安値から494円も上昇して引けています。5営業日中、4営業日上昇する展開で、日経平均の動きからは底打ちした可能性も感じさせる動きとなっていますが、投資マインドは回復していません。
 週後半からの上昇で下値不安はひとまず後退したものの、反発力が鈍く、底を入れたとの見方は広がって来ないのがマインドが回復しない原因ではないかとみられます。先週は相場を見ていて流れが変わったのではと感じさせられた日が2回ありました。1回目は日経平均が9091円まで下げてから急反発してきた6日、2回目は256円高した8日です。8日は大幅反発したのに東証1部の売買代金は前日より372億円しか増加しませんでした。売り方の買い戻しで株価が上昇したからですが、これは下落相場がトレンド転換するときよく見られる現象です。昨年3月と11月の相場反騰時も買い戻しがきっかけとなりました。これでもかというくらい悪材料が続いても9000円を割れなくなったので、売り方が下値は堅いとみて一斉に買い戻してきたからではないかと見ています。
 悪材料を挙げればきりがありませんが、東京市場はすでに売られすぎ状態にあり、テクニカル的にはいつ反発してもおかしくありません。東証1部上場銘柄の平均PBRが1.04倍と解散価値すれすれの水準まで低下していることからも、下押し懸念は乏しいと見られます。悪材料が相次いでも9000円を割らなかった今回の動きをきっかけに日経平均の9000円以下はないとの見方が広がってくれば、相場反転の機運も高まってきます。

 投資対象は売られすぎた銘柄や下げ止まった銘柄

 9日の米国市場でNYダウは4日続伸し、前日比59ドル(0.6%)高の10198ドルで取引を終えました。ダウ平均の週間の上げ幅は511ドル(5.3%)で、昨年7月以来、約1年ぶりの大きさとなります。今週から始まる米主要企業の決算発表を前に、業績への期待が高まったのが背景といわれています。これが事実なら「過度な不安」が後退したことになります。米国株は良好な経済指標が発表されても事前予想を下回る内容だったため、これまでネガティブに評価されていました。順調と予想される4~6月期決算をネガティブな目(いま業績が良くても先行き悪化するのではという見方)でなく冷静に見ることが出来たら、上昇余力も生まれます。
 リーマンショック以降、NYダウはこれまで4回、大きな調整を入れています。その時期・期間は昨年1~3月が9週(下落率26.65%)、昨年6~7月が4週(同7.42%)、今年1~2月が4週(5.71%)、そして今年4~7月が10週(同13.56)です。期間でみても値幅でみても調整は充分です。米国経済の2番底懸念が薄らいでいることもあり、きっかけ次第では一気に反転する可能性もあり得るわけです。
 欧州の金融機関の資産査定(ストレステスト)結果が23日に公表されることになり、欧州の金融システムの透明性が高まることもマーケットにはプラス。金相場はすでに下落に転じており、米長期金利も低下基調が止まっています。投資家のリスク資産外しの動きは一巡しつつあり、円に流れ込んでいたマネーもドルやユーロ、新興国通貨に戻り始めています。ユーロ不安をきっかけとした「過度な不安」が後退してきたことで、マーケットは落ち着きを取り戻しつつあるように思います。
 前述したように東京市場は売られすぎ状態にあり、業績や投資尺度からも底値ゾーンに到達したことは疑いないと思います。通常であれば「買いに出る」レベルに到達しているものの、なかなか底打ち感が出ず、買いに二の足を踏ませる状態になっています。こういう局面では投資家心理ではなく、テクニカル指標を信じるべきではないかと思います。全力買いはお勧め出来ませんが、余力を残しながら、売られすぎた銘柄や下げ止まった銘柄を仕込むときではないかと見ています。

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