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投資戦略レポート

2010年11月22日号

 一段高は期待しにくいものの、下値不安は後退
 
 東京市場の地合いはかなり良くなってきました。米FOMCの追加金融緩和発表を受けた11月4日以降、流れは変わってきました。外部環境にらみの動きが終息したわけではありませんが、日経平均株価は先週、心理的フシ目とみられた10000円を約5ヶ月ぶりに回復しました。19日の終値は10022円。週間では298円(3.1%)の上昇となっています。売買代金も増加しており、1日あたり1兆5000億円前後が定着しつつあります。
 先週末の終値は8月31日に付けた年初来安値からは1198円(13.6%)、11月1日の直近安値からは868円(9.5%)の上昇となります。上昇ピッチの速さや日経平均の10000円乗せという目標達成感から高値警戒感も出ていますが、好調な地合いは当面変わらないのではないかと見ています。
 相場の先行きについては海外景気に対する見解の違いから強気派と慎重派に分かれているようですが、大事なことは日経平均がどこまで上昇するかではなく、どういう相場が続くかということだと思います。それが分かれば投資スタンスも決まります。まずはっきりしていることは、円高の一服感や堅調な企業業績から、下値不安が和らいでいるということでしょう。日経平均の10000円乗せで、投資心理も今後、徐々に好転してくるとみられます。
  米景気は回復基調にあるものの、10月の住宅着工件数が前月から大幅減となるなど、米経済指標の中に依然弱いものも見られるため、米景気の回復を前提にした投資戦略はいまの時点では立てられません。現時点の相場見通しを簡単に表現すれば、「米景気の状況を考えれば、日経平均のここからの一段高は期待しにくい。しかし下値不安は後退している」、こういうことになると思います。

 当面は個別株相場か


 19日の米国市場でNYダウとナスダック指数は揃って上昇しました。19日に中国が今月2回目の金融引き締めを発表しましたが、好調な企業決算が吸収しました。追加金融緩和期待を背景とした9月からの上昇相場がひとまず終わり両指数とも調整色の強い動きが続いていましたが、チャートからは調整場面は終息しつつあるようにも思えます。調整一巡で再び上値を追う展開となったら日本株上昇の牽引役ともなりますので、今後の動きには注意が必要でしょう。
 円相場はすでに高値を付けた可能性があると先週号で指摘しましたが、そのような動きになりつつあります。ただドル安不安はくすぶったままであり、円高・ドル安の流れが変わったとはまだ云えません。とはいえ円相場は臨界点近辺まで上昇していると見られるので、1ドル=80円突破となったら政府・日銀による積極介入の可能性は大でしょう。ここからは円高を懸念した投資行動は取らない方がいいと考えます。
 円相場の高止まりは相場の上値を抑える要因とはなりますが、相場の地合い好転から、当面は戻りを試す展開が続くとみられます。決算発表の一巡でこれといった買い手掛かり材料はなくなっていますが、当面は好材料の出た銘柄や、既発表の決算などを分析して出遅れ感のある銘柄を個別に買う個別株相場となりそうです。

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