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投資戦略レポート

2010年11月15日号

逆三尊形成となり日経平均は戻りを試す展開に
 
 東京市場の地合いはかなり良くなってきました。米FOMCの追加金融緩和発表を受けた11月4日以降、流れは変わったと見られます。外部環境にらみの動きが終息したわけではありませんが、日経平均株価は先週、9861円と、6月24日以来、約4ヵ月半ぶりの高値まで進んできました。12日は反落しましたが、週間では99円(1.03%)と上昇。好業績を発表した銘柄が素直に買われるなど好材料にも敏感に反応する展開になっています。
 12日は20カ国・地域首脳会議で、貿易不均衡是正に向けた政策協調の枠組みや金融規制がどうなるかを見極めたいとして売買を見送る投資家が多く、商いは低調でしたが、東証1部の売買代金は1兆5000億円前後まで膨らんでいます。先週号で日経平均は2番底を付けた可能性があると指摘しましたが、ネックラインの9691円を越えてきたことで、2番底を形成したことが確認されました。大きく捉えたらチャートは逆三尊を形成しており、最も強力な底入れパターンとなっています。
 当社は早い段階から8月31日の8824円で大底を付けた可能性があると指摘し、今回はだらだらした下落相場が続いていたので、底入れ時期は後で振り返ってからではないと分からないような入れ方になると何度も指摘してきました。先週末の株価は8月31日の安値から900円、10.20%上昇しており、大底を打ったと考えられます。バブル崩壊後の昨年3月の安値、同年11月の安値に続いて安値を完璧に的中することが出来ました。
 今後は徐々に戻りを試す展開になるとみられます。ただ世界経済の先行き不透明感や円高への警戒感から上値も重く、ゆっくりした上昇になるのではないかと予想しています。つまり、これまでのだらだらしたとした下落と逆のケースの上昇となり、力強さが見られない相株価上昇になるのではないかとみています。売買代金もあまり増加しないため、実感が感じられない相場回復になる可能性が高いと見ています。

 当面は出遅れ感のある銘柄を個別に物色する個別株相場か

 12日の米国市場でNYダウとナスダック指数は揃って下落しました。NYダウの終値は前日比90ドル(0.8%)安の11192ドルで、FRBが追加金融緩和を発表する前の水準まで下落しています。ハイテク株比率の高いナスダック指数も前日比37ポイント(1.5%)安の2518となっています。今月上旬に付けた年初来高値からはそれぞれ2.2%、2.4%の下落。両指数の9月以降の上昇は追加金融緩和期待を背景としたものだっただけに、今後の動きには注意が必要でしょう。8月終盤の直近安値からの上昇率はNYダウが14.6%、ナスダック指数が21.9%に達していたため、材料出尽し感から調整局面に入った可能性も高まっています。
 円・ドル相場についてはもう少し様子をみる必要がありますが、このところの動きから、円相場はすでに高値を付けた可能性もあります。ただドル安不安はくすぶったままであり、円高・ドル安の流れがぶり返す可能性も否定は出来ません。とはいえ、円相場は臨界点近辺まで上昇していると見られるので、1ドル=80円突破となったら政府・日銀による積極介入の可能性も大でしょう。従ってここからは円高を懸念した投資行動は取らない方がいいと考えます。
 円相場の高止まりは相場の上値を抑える要因とはなりますが、世界的にみて日本株の出遅れ感は際立っていますので、当面は戻りを試す展開が続くと予想します。決算発表が一巡したためこれといった買い手掛かり材料はなくなりますが、当面は既発表の決算を分析して出遅れ感のある銘柄を買う個別株物色となる展開か。

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