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投資戦略レポート

2009年9月7日号

 方向感のない相場展開に

 東京市場は調整局面に入ってきたようです。日経平均株価が日毎に上げ下げを繰り返す14日連続の鯨幕(くじらまく)相場は先週3日で途切れたものの、依然相場の方向感は見えてきません。買い手掛かり材料がないうえに、次期民主党新政権の明確な政策ビジョンも見えず、週末に米雇用統計発表を控えていたことなどが、こうした相場を演出しているといえなくもありません。売買代金も低調。
 4日発表された8月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月から21万6000人減少し、7月改定値(27万6000人減)から減少幅が縮小しました。失業率は9.7%と26年ぶりとなる水準まで上昇していますが、失業者増加の勢いはかなり弱まっています。8月のIMS製造業景況感指数が好不況の分かれ目である50を1年7ヶ月ぶりに超えるなど米景気は底入れしつつありますが、企業が雇用を増やすほど経済環境は好転しておらず、雇用情勢は依然厳しい状況が続いています。
 4日の米株市場は非農業部門の雇用者減少幅が予想より少なかったことを好感し、NYダウが96ドル高、ナスダック指数が35ポイント高と大幅に上昇しました。CMEの日経平均先物も大証終値比110円高の10330円で引けています。今週の東京市場はこれにサヤ寄せする形で高く始まりそうですが、米国株も日本株同様、上値の重い展開が続いています。NYダウも3月安値から5割近く上昇しているだけにいつ調整してもおかしくありません。当面はそのことも念頭に入れて相場に臨んだほうがいいように思います。

 日経平均の基本レンジは1万円~1万5000円

 外国人は4月以降、5ヶ月連続で日本株を買い超していますが、8月の買越額は5811億円と7月の1兆101億円から激減しています。寄り付き前の外国証券経由の売買動向もこのところ売り越しになる日が目立っており、外国人買いに変化の兆しが出て来たのではとみられるようになっています。外国人買いが止まれば日本株は上昇する背景を失うだけに気になるところです。
 為替もここへ来て円高に振れつつあります。鯨幕相場が終わり、「上下どちらに放れるか」に市場の関心が向いているときだけに為替動向には注意が必要でしょう。1ドル=90円割れのケースでは日経平均が1万円を割り込むことも予想されます。ただ相場の基本レンジは1万円~1万500円。下がっても9500円程度ではないかとみられます。1万円割れがあったら絶好の買い場と捉えるべきでしょう。
 注目の首相指名選挙は来週16日に行われます。鳩山新政権スタート後は民主党政権が打ち出そうとしている政策が明らかになってきますので、新政権の行方に対する不透明感はなくなりますが、それまでは政権交代・引き継ぎルールも決まっていないため、政治の空白状態が続くことになりそうです。今週も方向感の定まらない相場が続くのではないでしょうか。

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