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投資戦略レポート

2009年8月31日号

 材料株中心の相場展開に

 東京市場は高値圏で足踏み状態が続いています。株価指数先物主導で上下する動きが続いており、主体的な相場形成が出来ていません。日経平均株価は騰落を交互に繰り返す鯨幕相場(鯨幕)が28日まで11日営業日続いており、方向感を欠く展開となっています。国内に買い手掛かり材料がないなか、海外要因に左右される傾向が強く、政権交代の可能性が高い衆院選を控えていることもあって、売り買いどちらにもスタンスを傾けにくくなっていることがこうした相場演出しているといえなくもありません。
 売買代金も低調。日経平均株価は3月のバブル崩壊後の安値から5割も戻した後だけに、高値圏でこうした動き(=鯨幕相場)になったら調整してもおかしくありませんが、そうした動きにもなっていません。商いは細ったままですが、不思議なことに市場の買い気は衰えていません。新型インフルエンザ関連や好材料が発表された銘柄が集中的に買われる展開になっているのはその表れでしょう。大きく捉えれば世界景気は快方に向かっているとの認識が背景にあるからではないかと思います。上場企業の4~6月期決算発表が終了し、市場が物色難に陥っているときだけに、今後も好材料の出た銘柄は集中的に買われる展開が続きそうです。 

 パラダイム転換で今週は今後の流れを見極める大切な週に

 25日発表された6月の米ケース・シラー住宅価格指数は主要10都市平均で前月を1.4%上回りました。2ヶ月連続の上昇で、急落が続いていた住宅価格に下げ止まり感が出る内容でした。四半期でみても4~6月期は前期比2.9%の上昇で、3年ぶりのプラスに転じています。26日発表した7月の新築1戸建て住宅販売戸数も4ヶ月連続のプラスとなり、住宅市場は底入れしつつあるとの見方が広がっています。雇用情勢が厳しいため、住宅市場がこのまま「下げ止まり→底入れ→回復」となるか分かりませんが、落ち込みが止まるだけでも米景気にはプラスとなります。
 ただ米国株も日本株と同様、上値の重い展開になっています。NYダウも今年3月の安値から5割近く上昇しているだけにいつ調整してもおかしくはありません。日本株を含め当面はスタンスを一方に傾けるのではなく、どちらにも対応できる半身の姿勢が必要ではないかと思われます。
 投資主体別売買動向をみると外国人は4月以降、日本株を1兆8000億円近く買い超していますが、8月第3週(17~21日)は6週間ぶりに売り越しています。寄り付き前の外国証券経由の売買動向も27、28日と売り越しとなっており、買い越し基調に変化の兆しが出て来たのか気になるところです。外国人買いが止まれば日本株は上昇する背景を失うだけに調整局面入りが避けられません。
 ただ今週は選挙明けとなります。選挙結果は分かっているものの、30日投開票の衆院選の結果を見てからでないと動けないというのが大多数の投資家の見方でしょう。優勢が伝えられている民主党が過半数の議席を獲得して政権を取ったら、日本経済やマーケットを覆っている閉塞感みたいなものが払拭される可能性があると考えるのは間違いでしょうか。
 太平洋戦争に負けても変わらなかった「明治維新以来の日本の中央集権体制」が本当に変わるのであれば、外国人も評価するでしょう。日本にとっては今回の選挙はある意味では「革命」に近いものかもしれません。パラダイム転換となりますので、物色の方向性は現段階でははっきりしません。今週は今後の相場の流れを見極める大切な週となりそうです。

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