ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2009年8月3日号

 市場環境は今後も徐々に良くなる方向に

 ここへ来て日経平均株価は連日で年初来高値を更新しています。4~6月期決算で業績底入れを示唆する企業が相次いだのを支えに買いが入る展開が続き、31日の日経平均は前日比191円高の10356円と昨年10月6日以来の水準を回復しました。堅調なアジア株などを受けてこの日の高値で引ける強い動きとなっています。
 日経平均は今年3月に付けたバブル崩壊後の安値から4ヶ月半で3302円(上昇率46.8%)も上昇した計算になります。調整を入れたあと6月12日の年初来高値を更新してきただけに、日経平均は上値を試す展開に入ったとみられます。
 東証1部の売買代金が34日連続でフシ目の2兆円を下回るなど相場には力強さはみられませんが、投資家心理は徐々に良くなっているように思います。心理的なフシ目である1万円の大台を日経平均がキープする状態が続けば投資家の株式市場に対する見方も変わってきます。市場を取り巻く環境は今後、徐々に良くなってくると見ていいのではないかと思います。

 外国人が日本株買いに転じてきた可能性も

 米商務省が31日発表した4~6月期の実質GDPは前期比1.0%の減少となりました。4四半期連続のマイナス成長ですが、1~3月期(6.4%減)からは大幅に改善し、市場の事前予想(1.5%減)も上回りました。マイナス幅縮小は民間設備投資など企業活動の復調と政府支出増が主因。民間設備投資は前期の39.2%減から8.9%減に、輸出は29.9%減から7.0%減まで持ち直したほか、公共事業など景気対策で官公需が5.6%増加したことが大幅な改善を支えています。個人消費などにもろさは残るものの、米景気は最悪期を脱し、年内の回復をうかがう動きになってきたとみられます。
 4~6月期のGDP発表を受け31日のNYダウはしっかりした動きでした。NYダウの7月の上昇率は8.6%と2002年10月以来の大きさとなっています。米国市場はここへ来て上値の重い動きになってはいるものの、投資家の買い意欲は強く、先行き期待から売りも出にくい状態になっています。
 市場参加者が増えていないため東京市場は盛り上がりに欠ける展開となっていますが、先週あたりから外国人が日本株を買い始めてきたのではとみられる兆候も出始めています。外国人は4月以降日本株を買い超してはいますが、これは買い越すというよりは大きく売り越した日本株を多少買い戻しただけという動きだったように思います。
 しかし最近は米国株の上昇で投資余力が増してきたうえに、世界景気の回復期待から、「世界景気の先行指標」といわれる日本株に興味を持ってきたのではないかとみられる動きに変わっているように思われます。寄り付き前の外国証券経由の売買動向はこのところ買い越しになる日が多く、投資主体別売買動向でも外国人は2週連続買い越しており、7月第4週(21~24日)には2ヵ月半ぶりに3000億円を超える買い越しを行っています。先週も東証1部の売買代金は週末にかけて膨らむ展開となり、31日の売買代金は1兆7430億円と2兆円にあと少しというところまで回復しています。これも外国人買いが入っているからでしょう。
 外国人買いが本格化するようであれば東京市場にはかなりの朗報。輸出主導型の主力株を中心に日経平均が上値追いの動きを強める可能性も充分あります。ただ当面は決算発表がたけなわで、好決算銘柄を個別に物色する動きが続くとみるべきでしょう。このところ物色の対象は業績変化率の高い輸出関連株に集中しているように見えますが、中には期待値の高さから投資尺度からは買えないような水準まで買い上げられている銘柄も散見されます。相場は一定のリズムで動きます。非外需系の銘柄にもそろそろ目を向けるときではないでしょうか。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制