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投資戦略レポート

2009年8月17日号

 物色意欲は旺盛

 堅調な相場が続いています。先週は5営業日中、4営業日にわたって日経平均株価が上げ、うち3日が年初来高値を更新するという展開でした。相当な強さと云っていいでしょう。ただ売買代金は低調で、躍動感が感じられるような相場ではありません。海外株高を映して上げている面もあり、足踏み状態が続いているといってもおかしくない相場となっています。
 主要企業の4~6月期決算発表が一巡し、主力企業の業績底入れが市場全体を押し上げるような動きが一服したことや、景気の先行きに強気になりきれていないことなどが響いているのでしょう。国内の事業環境は依然厳しく、先高観が持てないこともこうした相場の一因になっているようです。ただ、日経平均が心理的なフシ目である1万円の大台を維持して底堅い動きを見せているため、投資家心理は徐々に良くなって来るとみていいのではないかと思います。
 市場エネルギーからは低レベルの相場となっていますが、不思議なことに物色意欲は衰えていません。13日付の日経新聞が、国営ベトナム鉄道が首都ハノイとホーチミンを結ぶ「南北高速鉄道」(約1560キロメートル)に日本の新幹線方式を導入する方針を明らかにしたと報じたとき、鉄道車両メーカーなど新幹線関連銘柄が一斉に買われたのはその表れでしょう。いいものがあったら積極的に買おうという物色意欲は依然旺盛で、好材料の出た銘柄は今後も大きく買われる展開になると見られます。 

 当面は調整含みの展開か

 米FRBが14日発表した7月の鉱工業生産指数(2002年=100)は96.0となり、前月比0.5%上昇しました。前月比プラスとなるのは08年10月以来、9ヶ月ぶり。在庫調整の進展に加え、政府の低燃費車への買い替え支援策もあって自動車メーカーが増産に動くなど、鉱工業生産に底入れの兆しが出る形となっています。FRBは12日のFOMC後の声明でも景気の下げ止まりを指摘していましたが、07年12月から後退局面に入った米景気が底入れしつつあることが、企業の生産面からも裏付けられた形となっています。
 14日のNYダウは8月の消費者態度指数(ミシガン大学調べ)が予想に反して低下したことから160ドル超売られる場面がありましたが、鉱工業生産指数の発表を受けて急速に下げ幅を縮小、前日比76ドル安の9321ドルで引けています。CMEの日経平均先物も155円安の10430円まで下げた後、引けは25円安の10560円(14日の大証終値は10600円)。いい形の引けになっています。
 市場参加者が増えていないため東京市場は盛り上がりに欠ける展開が続いていますが、ここへ来て外国人が日本株を本格的に買い始めてきたのではとみられる動きも出始めています。世界的に景気が底入れすれば外需依存度の高い日本企業の収益回復に弾みが付くとの期待から、自動車や電機など主力株への買いが増えています。投資主体別売買動向で外国人は4週連続日本株を買い越しており、買越額は7月第4週(21~24日)から8月第1週(3~7日)までの3週間、3526億円、4452億円、2864億円と一段と膨らんでいます。
 このところ先物高から日経平均が上昇するケースが続いていることも外国人が買いを入れているからと見れなくもありません。外国人買いが本格化してくるようであれば東京市場にはかなりの朗報。日経平均はグローバル企業の主力株を中心に再び上値追いの動きを見せる可能性もあります。
 ただ騰落レシオが警戒ラインの120%を越えてきたこともあり、ここからの一段高は困難とみるべきでしょう。当面は調整含みの相場が続くと見た方がいいのではないでしょうか。大きく上げないがそんなに下げもしない。押し目待ちの投資家が多いためそのような動きではないかと予想します。また物色面には方向性がなくなったように思いますが、相場は一定のリズムで動きます。物色の圏外にあった非外需系の銘柄にもそろそろ目を向けた方がいいように思います。

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