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投資戦略レポート

2009年8月10日号

 投資家のマインドは徐々に良くなる方向に

 東京市場は堅調な相場が続いています。先週は5営業日中、3営業日にわたって日経平均株価が年初来高値を更新するという動きで、普通に考えれば相当な強さと云っていい動きでした。ただ週後半にかけては株価指数へのまとまった買いが現物株を引っ張った面が強く、実感としては連日の年初来高値更新-躍動感が感じられるような相場-という状況ではありません。
 売買代金も低調で、騰落銘柄数を見ても値上がり銘柄と値下がり銘柄がほぼ拮抗している状態で、ある意味では方向感の感じられない相場となっています。チャートからは足踏み状態が続いているといっても過言ではない相場となっています。
 主要企業の4~6月期決算発表が一巡し、グローバル企業の業績底入れが市場全体を押し上げるような相場が一服してきたことや、投資家が景気の先行きに強気になりきれていないことなどが響いているようです。国内の事業環境は依然厳しく、海外要因で上昇しているだけだと考え、先高観が持てないことも一因になっているのでしょう。ただ、日経平均が心理的なフシ目である1万円の大台を維持しているだけに、投資家のマインドは今後、徐々に良くなってくると見ていいのではないかと思います。

 外国人の日本株買いが本格化か

 米労働省が7日発表した7月の雇用統計は市場の予想に反し、大幅な改善を示しました。非農業部門の雇用者数は前月より24万7000人減少、減少幅は6月の44万3000人から改善し、リーマンショックが起きた昨年9月以降、最も少なくなりました。失業率も9.4%と6月より0.1ポイント低下。失業率が低下するのは1年3ヶ月ぶりです。どちらも市場の事前予想を大きく上回っており、雇用情勢の悪化に歯止めがかかり始めてきた可能性が出てきました。
 これを受け7日のNYダウは前日比113ドル高の9370ドルと上昇、昨年11月4日以来9ヶ月ぶりの高値となっています。ハイテク株の比率が高いナスダック指数も27ポイント高の2000ポイントと8月4日に付けた年初来高値にあと11ポイントと迫っています。CMEの日経平均先物が10590円と7日の大証終値比170円高で終わっていることから、今週の東京市場はこれにサヤ寄せする形で堅調に始まりそうです。
 市場参加者が増えていないため東京市場は盛り上がりに欠ける展開となっていますが、ここへきて外国人が日本株を本格的に買い始めてきたのではとみられる兆候も出始めています。外国人は4月以降日本株を買い超してはいますが、これまでは買い越すというよりは大きく売り越した日本株を多少買い戻しただけという感じでした。
 しかし最近は米国株の上昇で投資余力が増してきたうえに、世界的な景気底入れ期待から「世界景気の先行指標」といわれる日本株に興味を持ち出したのではないかとみられる動きも散見されます。投資主体別売買動向で外国人は3週連続日本株を買い越しており、7月第4週(21~24日)と第5週(27~31日)には買越額が3526億円、4452億円と一段と膨らんでいます。手っ取り早く日本株を取得するため株価指数先物にも買いを入れているようで、実際の買越額は上記数字を上回っている可能性もあります。
 このところ先物高から日経平均が上昇するケースが続いているのも外国人が買いを入れているからと見れなくもありません。外国人買いが本格化しているようであれば東京市場にはかなりの朗報。日経平均は輸出主導型の主力株を中心に再び上値追いの動きに転じる可能性もあります。
 ただ当面は好決算発表銘柄を個別に買う動きが続くとみるべきでしょう。このところ物色の中心は業績変化率の高い輸出関連株に集中しているように見えますが、中には好決算を発表しても材料出尽くし感から売られる銘柄も散見されます。相場は一定のリズムで動きます。非外需系の銘柄にもそろそろ目を向けた方がいいように思います。

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