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投資戦略レポート

2009年6月8日号

 東京市場は過去の経験則が通用しない動きに

 東京市場は堅調な相場が続いています。上値は重いけれども少しずつ水準を切り上げ、結果として新値を更新する動きとなっています。ただ出来高や売買代金はほとんど増えておらず、過去の経験則では理解しがたい動きとなっています。
 先週末(5日)の日経平均株価は前日比99円高の9768円。先週は5日の立会いで3回、今年の高値を更新する動きが続きました。週間の上昇幅は246円(2.6%)になりますが、逆に1日の値動きを示す日中値幅は極端に小さくなっています。5日の日中値幅は55円84銭と3日の55円85銭を下回り2日ぶりに今年の最小を更新しました。因みに4日の日中値幅は89円01銭。日経平均の日中値幅が100円未満になるのは4日連続で、これは07年7月以来のことになります。株価がどんどん新値を更新しているのに不思議な現象です。
 騰落レシオが過熱ラインといわれる120%を上回って127.4%(6月4日)まで上昇してきたため、市場で高値警戒感が強まってきたことは事実でしょう。相場が過熱化してきたという声もよく耳にします。こういう雰囲気の中で5日(米時間)に米雇用統計の発表を控えていたことが投資家の様子見ムードを強め、値動きを小さくしているのでは見方も出ています。

 個人が好む中小型株が狙い目

 東京市場は米国市場を見ながらの動きになっていますので、米国株も日本株と同じような動きになっています。5日のNYダウは8763ドルと1月7日以来、約5ヶ月ぶりの高値で取引を終えましたが、上値も重くなっています。GMの連邦破産法適用申請で市場を覆っていた重しは取り除かれましたが、景気の底入れ時期や住宅市場の回復がいつになるか読めない状況では、こうした動きはある意味では当然なのかもしれません。
 ただ悲観一色だった世界の市場が各国の危機を乗り越えるための政策発動で、「金融システムが安定し、世界経済が持ち直す」との期待を抱くようになったいま、きっかけさえあれば米国株の一段高もあると頭の片隅には入れておくべきではないかと考えています。
 翻って日本です。騰落レシオから調整直面入りする可能性はありますが、調整しない可能性もまた充分あります。そもそも今回の相場反転に乗れた投資家はそうはいません。外国人を含めほとんどの投資家は不信の目で眺めていたはずです。売買代金が盛り上がっていないことからも明らかでしょう。
 しかし世界景気の先行きに対する見方が悲観から希望へと変わってきた現在、下がったら買おうと思っている投資家は3月当時より相当増えてきていると考えるのが当然でしょう。下げそうで下げない相場が続いているのはそうした投資家が買いを入れているからではないでしょうか。また上値の重い動きになっているのは高値警戒感が出ていることが最大の原因ではないかと思われます。
 外国人は4月、5月と2ヶ月連続で日本株を買い超していますが、これまで売った分の買い戻しが中心で本格的な買いには至っていないとみられます。いまマーケットの主役に浮上しつつあるのは株価上昇で余裕の増した個人投資家。新興市場や東証2部指数などの10連騰以上の上昇はそうした資金が向かってきたからでしょう。いまの相場環境では個人が好む中小株に狙いを定めたほうが賢明ではないかと思います。

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