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投資戦略レポート

2009年5月11日号

 市場のムードは一段と好転

 市場の雰囲気は随分と変わってきました。上値の重い展開が続いていたこれまでも市場の雰囲気は悪くはなかったものの、連休が明けて一段と好転してきた感じです。売買代金も7日には2兆円を超えるなど市場のエネルギーも膨らみつつあります。
 先週は立会い日数が2日間だけでしたが、日経平均は4日続伸し、連日で年初来高値を更新しました。終値では昨年11月5日以来の水準まで回復しています。4日間の上昇幅は実に939円(上昇率は11.1%)。バブル崩壊後の安値を付けた3月10日からみれば上昇幅は2378円(上昇率は33.7%)に達します。まさに全面高の相場展開とも云える状況となっています。連休中に米国株が大幅高したことや米大手金融機関のストレステスト(資産査定)が無事終了し、米金融システム不安が後退したことが市場のムードを明るくしています。
 米国株は日本株を上回る上昇となっています。直近安値を付けた3月9日からの上昇率はNYダウこそ31.0%と日本株を下回っていますが、S&P500指数は37.4%、ハイテク株比率が高いナスダック指数は36.8%といずれも大幅な上昇を見せています。
 米国株の堅調な動きは金融システム不安の後退に加え、景気や企業業績に底入れ期待が高まったのが背景。現に7日発表されたストレステストの結果は事前の想定ほど厳しいものではなく、市場に安心感を与えるものでした。大型連休中に発表された4月のISM製造業景況感指数や住宅関連指標などの経済指標も市場予想を上回っており、経済が正常化しつつあることを示す内容となっています。

 堅調な相場が続くも、買いの勢いは今がピークの可能性も

 米労働省が8日発表した4月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比53万9000人減となりましたが、減少幅は今年1月をピークにやや緩やかになっています。雇用は景気の遅行指標といわれているだけに、米景気が底入れに向かっていることを示す内容とみていいのではないでしょうか。
 大手金融機関のストレステストが終了したことで米国の当面の問題はGMが救済されるか否かだけになりますが、これについてはクライスラーが連邦破産法の適用を申請したことで最悪のケースを想定した株価形成がなされたと思います。再生案提出期限の今月末までにGMが連邦破産法の適用を申請する可能性はありますが、例えそうなっても動揺は一時的で長引かないとみられます。
 東京市場は堅調な米国株を背景に当面、しっかりの展開が続くとみられます。最近の株価急伸で日経平均株価はボリンジャーバンドのプラス2σを突き抜けるなど異常な状態になっていますが、これは、これまでの相場が過去の経験則が通用しない異常な相場だったことの裏返しではないかと思われます。
 日経平均などの指数がボリンジャーバンドの±2σを大きく突き抜けることはめったにありません。昨年は相場が急落した3月と10月に2回あるだけです。こういう事態が出現した後はこれまでとは逆の方向に動きますから、一方では調整場面も近づきつつあると考えた方がいいかもしれません。市場の買い気が旺盛なため、いまは買いの勢いがピークに差し掛かっているところ云ったらいいでしょう。
 物色に当たっては大きく上がっているものは避けたほうが賢明でしょう。外国人の日本株買いも復活しつつありますので、狙い目は東証1部の主力株ということになります。

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