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投資戦略レポート

2009年4月27日号

 東京市場は日柄調整局面

 東京市場は上値の重い展開となっています。日経平均株価は心理的なフシ目とされる9000円を前に足踏みする展開。先々週までは9000円の大台を回復する場面が何度もありましたが、先週は一度もありませんでした。足取りはめっきり重くなったようです。しかし売買高は常時20億株を上回っており、売買代金も1兆5000億円を超える日が多くなっています。こう着感の強い相場ではありますが、市場のエネルギーが減退しているわけではありません。
 4月10日までの上昇相場で東京市場は過熱気味になっていましたので、先々週以降の上値の重い動きは調整局面入りしたせいだとみられます。3月10日に付けたバブル崩壊後の安値から短期間で3割近くも上昇したため本来なら調整が避けられませんが、今回は値幅の調整ではなく、日柄の調整となっているようです。
 過去の経験則が通用しない相場になっているのは空売りが溜まりすぎているのが原因。4月17日現在の3市場の信用倍率は1.04倍と拮抗した状態。空売りはヘッジファンドなど海外勢も貸し株を利用して盛んに行っていました。貸し株は4月17日現在で46億1900万株(前週末比1億5800万株増)に達しています。これは全上場株式を合計したものですが、3市場の売り残16億6900万株と合わせ64億8800万株が空売りされている計算になります。金融不安の後退など好材料が発表されるたびに売り方が動揺し、買い戻しに動いていることがこうした下げそうで下げない異常な相場を現出しています。

 マザーズ銘柄など値動きの軽い小型株が狙い目

 日本株を支えているのは米国株の回復。先週のNYダウは7週ぶりの反落となりましたが、週間の下落幅は55ドルと小幅。ハイテク株の比率の高いナスダック指数は7週連続の上昇となり、今年の高値で引けています。
 株価回復を後押ししているのは米政府やFRBが打ち出した景気対策や金融安定化対策。足元の経済指標はまだら模様とはなっていますが、景況感には下げ止まりを示唆するものが相次いでいます。底の見えない急激な景気悪化には歯止めがかかってきたと見ていいでしょう。
 調整局面入りしている東京市場ですが、今週は大型連休を控えていることや連休中の5月初めに米銀大手のストレステスト(資産査定)の結果が発表されること、主力企業の決算発表が本格化することなどから、様子見ムードの強い動きとなりそうです。米自動車大手、クライスラーが週内にも連邦破産法の適用を申請するとの観測が強くなっていることもそれに輪をかけるのではないでしょうか。
 こうした中、浮かび上がってくるのがシコリ感が薄く、値動きの軽い小型株や低位材料株。先週末にかけてのマザーズなど新興市場のしっかりした動きは物色の流れが変わりつつあることの先触れではないかと思われます。
 マザーズ指数は先週末に25日線と75日線がゴールデンクロス。終値は342ポイントと1月6日に付けた年初来高値343ポイントに肉薄しています。東証1部に比べた出遅れ感を解消する動きになってきたと見れなくもありません。戻り相場の中心だった東証1部の主力株にこう着感が強まっているだけに、狙い目ではないかと思います。なお次回は5月11日号からとなります。

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