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投資戦略レポート

2009年4月20日号

 下げそうで下げない相場が続く

 東京市場は上値の重い展開になっています。日経平均株価は心理的なフシ目とされる9000円を回復する場面が何度もありましたが、引け値では押し戻される形が続いています。下押す場面はあまりなく、9000円を前に足踏みしている状態が続いているといっていいでしょう。売買高は20億株を上回るようになり、売買代金も1兆5000億円を超える日が多くなっています。
 市場参加者があまり増えていないので迫力は感じられませんが、いまの相場はある意味では異常な相場と云えなくもありません。テクニカル指標からは東京市場は過熱状態にあり、調整しなければならない局面にあるのに調整しないのです。
 3月までの相場下落局面では過去の経験則がまったく通用しない相場といわれました。そういう相場が3月で終了した(当社はそう見ています)あと始まった今回の反発相場も従来とは違うものになる可能性は充分あります。
 経験則が通用しない相場になっているのは空売りが溜まりすぎているのが主因。4月10日現在の3市場の信用倍率は0.93倍と1倍を割り、買い方より売り方が多い状態になっています。こうした売り長状態になるのは7年ぶり。空売りはヘッジファンドなど海外勢も貸し株を利用して盛んに行っていました。貸し株は4月10日現在で46億6100万株(前週末比2550万株増)に達しています。これは全上場株式を合計したものですが、3市場の売り残17億3300万株と合わせ64億株近くが空売りされている計算になります。金融不安の後退など好材料が発表されるたびに売り方が動揺して買い戻しに動いていることが、こうした異常な相場を現出しています。

 決算発表が本格化、当面は好業績銘柄中心の物色に

 日本株を支えているのは米国株の回復。先週もNYダウは上昇し、2月9日以来の高値で取引を終えています。週足では6週連続の上昇で、これは07年4~5月以来のこととなります。3月9日に付けた直近安値からの上昇幅は1584ドル(上昇率24.2%)になり、ブル相場入りしたともいわれています。
 株価回復を後押ししているのは米政府やFRBの打ち出した景気対策や金融安定化対策。超低金利政策で金融機関の利ザヤが広がったのに加え、住宅ローン金利が過去最低水準まで低下。住宅減税の下支えもあって2月の住宅販売が新築・中古とも上向くなど改善の兆しが出始めています。
 足元の経済指標はまだら模様ではありますが、大型景気対策や金融緩和効果も手伝い、景況感には下げ止まりを示唆するものが相次いでいます。底の見えない急激な景気悪化には歯止めがかかってきたと見ていいと思います。米金融機関の中で不良資産の処理が遅れていたシティグループも1-3月期に6・四半期ぶりに黒字転換するなど金融機関の業績悪化にも一服感が出始めていますす。GMなどの救済がどうなるかの問題はありますが、過度な悲観の後退で米国株は戻りを試す展開に入ったとみていいのではないかと思います。
 東京市場は上値が次第に重くなっています。今週も足踏み状態が続く可能性大でしょう。空売りが相当溜まっているので調整があったとしても押しはあまりないと思います。売り方の買い戻しはまだ道半ばと見られるので、過熱感が消えた段階で再び上値を取ってくる経験則の通じない相場になる可能性も充分あります。 

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