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投資戦略レポート

2008年7月7日号

 投資家は冷静

 日経平均株価が下げ止まりません。4日の終値は前日比27円安の13237円。これで6月19日から12日連続安となり、1953年5月21日~6月3日に並ぶ記録となってしまいました。東証が戦後再開した1949年5月以降、今回の12日を上回る連敗記録は1954年4月28日~5月18日の15日(下落率は7.9%)と、1949年11月14日~11月29日の13日(同15.8%)だけ。今回は過去3番目の記録で、下落率は8.4%と2番目(下落幅は1214円)の記録となります。
 これで日経平均は6/6に付けた高値から8.6%、1252円下落したことになります。底入れの兆しが見えない相場が続いているのは原油価格の高騰で世界景気の後退懸念が高まっていることや米金融不安の再燃などが背景。
 ただ今回の下落局面は従来の株安局面とは様相が異なります。12日間に亘って薄商いが続いており、売られて下げているというより、買いが入らない中を小幅にジリジリ下げているというのが実態。現に日経平均の1日の下げ幅は12日中6日で30円以下にとどまっています。通常なら12日間も下げればセリング・クライマックス的な売りが出てくるものですが、4日は売買代金が8日ぶりに2兆円を下回る閑散相場となっています。見方を変えれば今回の下げを投資家は冷静に見ているということでしょう。
 これは今の相場が業種や銘柄ごとに強弱感が異なり、市場全体が売り一色になる状況ではないからです。東京市場は今年3月にかけて世界の主要市場の中でワーストワンの下げを演じました。いまの株価が3月の年初来安値から多少戻しているとはいえ、大局的に見れば日本株はバブル崩壊後の安値から回復途上にあり、過去最高値近辺にあった他の主要国の株価とは基本的に違うとの認識も冷静でいられる要因の一つかもしれません。

 ここはチャンスに備えるところ

 景気後退懸念や金融不安の再燃から米国株は高値から2割以上下落、「弱気相場」の領域に入っていますが、東京市場がここから一段安する可能性は乏しいと考えます。今月中旬前後には米銀最大手のシティグループなど米金融機関の決算発表が集中しますが、サブプライム関連の追加損失発生は既に株価に織り込まれていますので、発表が一巡すれば悪材料出尽くしになる可能性が大でしょう。
 54年ぶりの続落となったこともあり、東京市場はテクニカル指標からも「売られ過ぎ」状態となっています。サイコロジカルラインは54年ぶりに0%に低下したほか、相対力株価指数も7.88%と2000年以降の最低を記録、売られ過ぎとされる30%を大きく下回っています。25日移動平均線からの下方乖離率も5.18%になっているほか、ボリンジャーバンドもマイナス2σを下回っています。騰落レシオは72.4%と売られ過ぎとされる70%よりは上ですが、下がったとしてもここからの下値がそうあるとは思えません。
 日経平均は3/17に付けた年初来安値(11787円)から6/6に付けた高値(14489円)までの上昇幅の3分の1押し水準(13589円)では下げ止まりませんでした。半値押し水準が13138円ですので、当面の下値メドはその辺ではないかと思います。また3分の2押し水準が12687円前後。最大下がってもこの辺でしょう。投資家は冷静に今回の下げを見ていますので、下げ止まって2番底確認となったら積極的な買いに出て来る可能性も大。
 6月30日号で「東京市場が2番底を付け、物色の流れが見えてくるまでは様子見も賢明かと思われます」と指摘しましたが、そろそろチャンスに備えるときでしょう。日本株の売買の約6割を占める外国人が見送り姿勢を強めているため、下げ相場のいまでも相場の方向性は定まっていませんが、株価が反転したら迷うことなく目先の底を入れたと考えなければ次の新しい流れには乗れないような気もします。

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