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投資戦略レポート

2008年7月28日号

 流れが変わる

 日々強弱感が入れ替わる変動の大きい相場が続いていますが、東京市場は徐々に落ち着きを取り戻しています。先週は日経平均株価が週間で531円、4.1%も上昇、それまでの軟調地合いとは一変した動きになりました。週末25日には米国株の急落を受けて大幅安となりましたが、過度な信用リスクに怯えた2~3週間前とは動きが変わってきたように思います。
 相場付きが変わって来たのは米金融不安が和らぎつつあるのが原因。今回の金融不安再燃のきっかけとなった米住宅公社「ファニーメイ」と「フレディマック」への公的資金注入や緊急融資などの支援を可能にする法案が成立する見通しになったため、過度な悲観論が後退。米国株が急反転してきたことで安心感が広がって来たためです。 
 こうした中、原油相場の上昇も一服。米原油先物相場は1バレル145ドル台の高値から3週間で20ドル余りも下落、先週末は1バレル123.26ドルで終わっています。米商品先物取引委員会(CFTC)が相場操縦の疑いで投資ファンドを提訴するなど、原油相場の監視を強化していることも効いているのでしょう。ドル不安が原油買いを呼び、米国株安を引き起こす「負の連鎖」にひとまず歯止めがかかってきたことも日本株の地合い好転の背景になっています。
 日経平均は3/17の安値(11787円)から6/6に付けた高値(14489円)までの上昇幅の3分の2押し水準(12686円)近辺の12754円まで下げてから切り返す形になっています。教科書通りの反発ですが、先週号でも 「相場のリズムや日経平均の下落率から見ていつ反転してもおかしくない状態になっている」 と指摘した通り、日経平均は15日の12754円で底を入れ、反騰局面に転じてきたと見ていいと思います。

 ここからの上値余地は乏しい

 となるとどこまで戻るかが問題になります。日経平均は24日までの反騰局面で7/15に付けた安値から849円、6.7%も上昇しています。6/6に付けた高値から7/15安値までの下落幅が1735円ですから、既にその49%を戻した勘定です。日経平均は戻りに転じたばかりですが、半値戻りをほぼ達成したとなると、ここからの上値余地はあまりないとみなければなりません。まとめますと、相場の雰囲気は徐々に良くなっているが上値余地は乏しい、こういう感じの相場になる可能性が出てきたように思います。
 ここからの深押しは考えにくいので、当面は調整局面というよりはもみ合い相場が続くとイメージした方がいいかもしれません。市場の先行き不安が払拭されたわけではないため、市場参加者は警戒姿勢を崩してはいませんが、15日安値(12754円)を割り込まない状態が続けば2番底を付けたとの安心感も広がってくるでしょう。そうなれば先行きの展望もおのずと広がってきます。 
 今週から3月期決算企業の4-6月期決算発表が本格化します。好業績ながら大きく売り込まれた銘柄や、底打ち感の出つつある銘柄などが狙い目でしょう。基本的には上値余地は大きくないと思われるので、株価が中途半端な水準にある銘柄は避けるべきでしょう。 

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