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投資戦略レポート

2008年3月10日号

 弱気の連鎖が断ち切れない状況が続く

 落ち着きを取り戻すかに見えた東京市場ですが再び波乱の展開となって来ました。先週は週初の3日に日経平均が今年4番目の下げ幅となる610円安になったのに続き週末の7日には432円安を記録。1週間で821円(6.0%)も下げる厳しい下げに見舞われました。1/22につけた年初来安値(12572円)にあと209円という水準になっています。
 サブプライム問題を発端とした米国の信用不安がくすぶるなか、円高・ドル安の進行や原油など国際商品市況の高騰が株式市場を揺さぶる構図となっています。7日の欧米市場では円相場が一時、1ドル=101円台まで上昇、8年ぶりの高値をつけました。米景気後退懸念に伴うドル売りという米国要因による円高ですが、ここまで円高が進むと企業だけでなく消費者の心理も冷やしかねません。
 堅調に推移していた米国株もここへ来て日本市場と同じような動きになって来ました。7日のNYダウは前日比146ドル安の11893ドルと1/22につけた11971ドルを割り込み、06年10月以来の水準まで下落。ハイテク株の比率が高いナスダック指数も8ポイント安の2212ポイントと今年の安値を更新しただけでなく、06年9月以来の低い水準まで下落しました。昨年10月の高値からみればNYダウは16.0%の下落、ナスダック指数は22.6%の下落となります。
 先週末の米国株の下げは2月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が6万3000人減と2ヶ月連続のマイナスとなり、景気後退懸念が改めて意識されたことが主因。雇用統計では建設、製造、流通、金融と総崩れの状況で、市場ではマイナス成長が続く景気後退局面に入ったとの見方も出ています。こうしたなか米投資ファンドの資金繰り不安も漂い始め、世界的に株式市場の「弱気の連鎖」が断ち切れない状況になっています。

 今週は正念場に

 日本株は昨年、他の先進国市場に先行して大きく下落しました。米S&P社の調べでは世界の主要52カ国の株式市場の中で日本株は51番目のパフォーマンスだったと報告しています。他の市場も今年に入って大きく下げていますが、日本株の下げが突出している状況は変わっていません。日経平均の年初からの下落率は16.5%ですが、昨年7月高値からでは31.1%にも達しています。
 高値から大きく下がった水準にあるため、東京市場がここから一段安する可能性は乏しいとみますが、米国株が昨年来安値を更新してきたことや日経平均が年初来安値まであと209円と迫ってきたこと、さらに7日のCME日経平均が大証終値比110円安の12650円で返ってきたことなどから見て、10日の東京市場がどう反応するか要注目でしょう。まさに正念場を迎えたと思います。
 踏み止まればダブルボトム形成の可能性が強くなってきますが、12572円を下回れば底割れとなり、日経平均は再び下値を探る展開となってきます。外国人投資家の日本株売りは止まりつつありますが、買いにくい相場環境になって来たように思います。こうした中で狙うとすれば米国景気の影響を受けない銘柄や円高の影響を受けにくい銘柄などでしょう。今週末には会社四季報・春号などが発売されるため、底値圏にある好業績銘柄なども狙い目と思われます。

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