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投資戦略レポート

2008年11月4日号

 異常な相場はまだ継続中

 激動の動きが続いていた市場ですが、漸く落ち着きを見せ始めてきました。先月は1ヶ月間で日経平均が2682円も下げる過去最大の月間下落率(23.8%)を記録してしまいました。過去の経験則がまったく通じない相場で、企業実態とは無関係にいいものも悪いものも一緒くたに売られる異常な動きが続きました。100年に1度の危機と喧伝されたため事態を深刻に見る投資家が増え、「異常」が常態化する異常な状態。それが市場の悲観にさらに拍車をかける相場だったように思います。
 しかし東京市場は28日の後場から怒涛の上げをみせました。日経平均の上昇幅は28日が459円、29日が589円、30日が817円。3日間の上昇幅は1867円で上昇率は26.1%にも達しました。これもまた記録的な上昇で、異常な動きは未だ終わってはいません。31日には日銀の利下げが市場予想を下回る0.20%にとどまったことや3連休を控えたポジション調整の売りなどから大引け間際に下げが加速、5%も急落する凄い下げになってしまいました。ただこれについては思惑が外れて最後まで売り損ねていた買い方が持ち高を一斉に手放したことが原因と日経紙が伝えており、そう気にする必要はないと思います。その後取引が行われたCMEの日経平均先物は大証終値比485円高の8935円で取引を終えています。

 相場は悲観のなかで生まれ懐疑とともに育つ

 市場がまだ不安定な状態なため日経平均が10/27の7162円で大底を入れたとはまだいえませんが、大底圏で繰り返された株価の乱高下、その後の記録的な上昇は底を入れたシグナルと云えなくもありません。日経平均は28日には7000円台を割り込み6994円まで下げる場面がありましたが、これは26年前の1982年10月6日以来の水準です。
 26年前は直前の10月1日の6849円で81年8月からの下げ相場にピリオドを打ち、反騰相場に転じました。同年11月には中曽根内閣が発足。その後、調整を挟みながらバブル時の89年12月末の38915円まで7年に亘って大相場が続いたわけですが、その出発点が82年10月1日の6849円だったのです。日経平均はまさか割ることはないと思っていたバブル崩壊後の安値(7607円)を下抜け、その出発点まで戻ったことで、足かけ26年間の相場を「ご破算」にし、「往って来い」にしてしまったのです。
 「相場は悲観のなかで生まれ懐疑とともに育つ」と云われますが、新しい動きはすでに始まっているのではないでしょうか。あるいは芽吹きつつあるのかもしれません。これまでの暴力的な下げで考えられる悪材料はすべて織り込んだはずです。いまはマーケットが不安定でそのような気配が感じられないだけかもしれません。
 この水準から株価が一段安するとはとても思えません。好業績の売られすぎ銘柄などが狙い目ではないかと考えます。

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