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投資戦略レポート

2008年11月17日号

 一方向に振れやすくなる相場に

 東京市場の動揺は収まって来たように思いますが、不安定な状況は変わっていません。先行き不透明感が強く、日々の材料で市場心理が強弱どちらかに振れる傾向が顕著になっているためです。上がれば買いが増えるが、下げ出すと売りが膨らみやすい相場といったところでしょうか。売買代金が減少しているため、わずかな売買で一方向に振れやすくなる相場になっています。
 日経新聞社が集計した上場企業の4-9月期連結経常利益は前年同期比20.5%減と予想以上の落ち込みになりました。原料高や円高に加え、国内外の需要が急速に冷え込んでいるため、下期の収益環境はさらに悪化する見通し。同社の集計では通期連結経常は24.8%減とさらに落ち込む見通しとなっています。こうした状況から業績面から買い上がれる環境ではありませんが、東京市場は基本的には売られすぎ状態にあるため、NY市場が反発するとそれを手掛かりに買いが増え上昇するという構図になっています。

 ここは買いで臨むところ

 いまの相場をどう捉えたらいいかは判断が分かれるところでしょうが、「上げすぎの修正」と考えたら分かりやすいのではないかと思います。日経平均が10/27に7162円の安値を付ける過程はまさに「強烈な売られすぎ」相場でした。その修正が10/28から11/5までありました。期間はわずか6営業日。その6営業日で日経平均は2359円、32.9%も上昇したのです。28日前場に付けたザラバ安値6994円を基準にすると上昇率は36.1%にもなります。よく考えたらこれは「猛烈な上昇」にほかなりません。指数が3割以上上昇したら普通、大上昇相場といえますが、これを6営業日で達成したわけです。
 いまはその上げ相場の修正、つまり調整局面と考えられます。その見方に立てば高値からの下落幅は1283円(13.5%)。既に上昇幅の半値押し(8341円)以下の水準まで下げており、テクニカル的にはいつ反発してもおかしくはありません。先週末の上昇がそのスタートかとも思われたのですが、14日の米株市場でダウ平均が337ドル安、ナスダック指数が79ポイント安と急落しているため、8341円が守れるか注目されるところです。CMEの日経平均先物が大証終値比40円安の8440円終わっていますので気になるところです。
 ただ基本的にはいまの株価は売られすぎ状態にあると考えられますので、例え下がったとしても日経平均の下値はしれています。リーマン・ブラザーズの破綻やAIGの実質破綻、米景況感の著しい悪化、トヨタの衝撃的な減額修正、米ビッグスリーの惨憺たる経営内容、株価はこうした悪材料を既に織り込んでいます。一段安になるにはさらなる衝撃的な悪材料が必要となりますが、そうした悪材料がどんどん出てくるとはとても思えません。下がったとしても3分の2押しの7947円程度ではないかと予想します。そうなればチャート上は2番底確認となり、先行きへの展望も開けてきます。
 世界経済が悪化してくるのはこれからですが、実態経済と株式市場は基本的に違います。株式市場は実態経済に半年から1年ほど先行して動いていますから、ここで弱気になる必要はないと思います。いまは買いを考えるときでしょう。市場が落ち着いていませんので、当面は下がったら買い、上がったら売りのスタンスでいいのではないかと思います。

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