ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2007年9月10日号

 米国では本格的な利下げ観測が強まる

 一時より落ち着きを取り戻してはいますが、東京市場はまだ不安定な動きが続いています。方向感がなく海外市場に左右される展開と言っても過言ではありません。先週は5営業日中4営業日が値下がりする展開で、7日の日経平均は16122円と1週間で447円(2.7%)の下落となっています。
 米国株が比較的しっかりしていた中でのこうした動きは、投資家が相場の先行きに強気になれないものを感じているからだと思われます。その最大のものがサブプライム問題とそれが米経済へ及ぼす影響でしょう。同問題は海の向こうの問題であるため、米欧市場の動向を見ながらの展開とならざるを得ないところに、先行きの読みにくい、いまの相場があるのだと思います。
 米FOMCが公定歩合の緊急引き下げに踏み切った8/17以降、米国株は上昇傾向を見せていましたが、先週末には再び急落してしまいました。7日に発表された8月の米雇用統計が建設、金融分野を中心に「予想外」の悪化を示し、サブプライム問題が雇用に影響してきたとみられたためです。03年8月から4年連続で拡大してきた非農業部門の雇用者数は7月に比べ4000人のマイナス。11万人増という市場の事前予想が一転4000人減となったことで、先行きへの不安が一気に高まったようです。
 米経済は以前から「雇用情勢がカギ」を握っているとの見方が大勢を占めていました。「失業しなければ住宅ローンの返済が可能になる」 からですが、雇用調整が広がればローン返済の焦げ付きとともに個人消費の減退を通して景気悪化へと繋がってきます。4年連続で拡大が続いてきた米雇用情勢は転機を迎えた可能性があり、市場ではFRBの次の一手に注目が集まっています。 
 次回のFOMCは18日に開催されますが、市場では雇用情勢の悪化を受けFRBが本格的な利下げに動くとの見方が強まっています。バーナンキ議長は「必要に応じて行動する」と表明していることから、最重要政策金利であるFF金利の引き下げに幅は0.25%にとどまらず、0.5%になると見る向きも増えているようです。利下げ実施をきっかけに金融・株式市場の動揺はある程度収まるのではないでしょうか。

 好業績の売られすぎ銘柄が狙い目

 東京市場は外国人買いが入らないこともあり方向感のない動きになっていますが、今後もこうした相場が続くと見なければなりません。顧客からの解約に伴うヘッジファンドなどの売りは一巡したようですが、自国の株式市場が不安定な状況では長期投資の外国人も日本株買いに踏み出すとは思えません。有力な買いセクターが見当たらない状況では力強い相場は望めません。今後も海外市場に左右される相場が続くと見た方がいいでしょう。
 こうした環境では物色対象も変わってこざるを得ません。少なくとも外国人買いで大きく上げてきたかつての主力大型株は避けたほうが賢明でしょう。省資源型の中小型株などが狙い目ではないかと思われます。とりわけ売られすぎた新興銘柄などは狙い目でしょう。物色の手詰まり感から新興市場を見直す動きが出つつあることも追い風になるとみられます。ただ投資マインドが消えきっており、上値を追う余力が乏しいため深追いは禁物でしょう。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制