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投資戦略レポート

2007年11月5日号

  新興市場は戻り局面に

 東京市場は方向感の欠けた動きが続いています。先週は1日に米国株が急落したことを受けて日経平均が2日に352円安と急落、週間を通した上下幅はプラス12円となりました。海外市場に左右されて上がったり下がったりしながら、そこで漂っているといった感じです。国内にこれといった買い手掛かり材料がないうえに、外国人頼みの相場展開になっているのが原因でしょう。売買代金も3兆円を大きく下回った状態が続いています。
 これとは対照的に新興市場には活気が戻りつつあります。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの3市場合計の売買代金は連日1000億円を上回り、2000億円台に乗せる日もみられるようになりました。底入れムードが広がり、これまでとは相場付きが大きく変わっています。
 先週末の株価は9月の最安値からマザーズ指数が51%、ヘラクレス指数が31%それぞれ上昇したところにあります。これは驚異的な上げともいえる数値ですが、この大暴騰ともいえる上昇に対して投資家の多くはまだ懐疑的な見方を崩していません。しかし当社はこれは買われすぎではなく、売られすぎの反動と考えます。この株価水準でもマザーズ指数、ヘラクレス指数ともライブドア・ショック前の昨年1月高値の33%の水準に過ぎません。
 最高値からの最安値までの下落率はマザーズ指数が78%でヘラクレス指数が75%。これはTOPIXがバブル時の最高値から03年3月の最安値まで73%下げた下落率をも上回る下げです。先週末のTOPIXが最安値から2倍強上昇し、過去最高値の55%まで戻していることからみても買われ過ぎとはいえません。年初来高値を付けた2/26時点で見た場合、戻りは63%にもなっています。米ウォールストリート・ジャーナル誌が日本の新興市場は漸く底を入れたと報道したように、戻りに入ったと見るのが正解でしょう。内容のいいものまで一緒くたに売られたこれまでが異常だったと思います。

   売られすぎの中小型株が狙い目

 サブプライム問題を抱え米国株が不安定な動きをしていることもあって、今後も東京市場は方向感のない動きが続くと思われます。懸念されるサブプライム問題についてはマーケットはかなり織り込んでいます。いま問題になっているのはサブプライム絡みの「個別企業」の損失であり、8月頃とはその内容が異なっています。現時点では特定企業の巨額損失報道で米国株が売られたとしても、マーケットはすぐ落ち着きを取り戻すと考えた方がいいかもしれません。
 米欧市場が不安定なこともあって外国人の日本株買いにははっきりした傾向は見られません。市場が落ち着きを取り戻し、欧米投資家の投資心理が改善するまでは外国人のまとまった買いは入らないと見たほうがいいと思います。
 こうした中では中小型株などを狙うのが賢明。1部市場は基本的には手詰まり状態で物色難の様相を呈しているため、物色対象となるのは回復色を強めている新興銘柄などでしょう。ただ底値から大きく上昇している銘柄も多くなっており、深追いは禁物。大きく上がったものは押し目を待つ、この戦術が最適ではないかと思われます。また決算発表の本格化を受け好業績銘柄を見直す動きも活発になっています。物色の基本は好業績銘柄と売られすぎ銘柄、これに尽きるのではないでしょうか。

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